老人性の赤いイボとほくろ
ツルンとした血の塊のような赤く硬いイボがたくさんできてきました。
1mm~2mmくらいのがたくさんと、大きいのは6mm以上のもあります。
胸・乳房に集中しています。頭、首、お腹にもあります。
首とわきの下には肌色の小さな柔らかいイボもたくさんあります。
皮膚、肉の柔らかい部分にたくさんあります。
皮膚科でみてもらったら全て老人性のものだと言われました。
取りたいなら美容外科に行って下さいと言われましたが、高くて行けません。
たった1個取るのに5000~15000円ほどかかるみたいで…。
皮膚科で、保険がきく治療法はありませんか?
引っかかるし、たまにかゆみもあります。
乳房や首は目立つしこんなにたくさんあるとほんとに憂鬱です…今後もどんどん増えてきそうで怖いです。
ホクロもたくさん増えてきました。
大きくなってふくらんでいるのもありますが、悪性ではないと言われました。
でも取るには美容外科にしかないんでしょうか?
飲み薬や取る方法、予防法(食べ物等々)を教えて下さい。
また、どうしてこんなものができるんでしょうか?
全然できない人もいるし…
私は色白で幼い頃からそばかすもあり、皮膚と粘膜が薄く弱いので気をつけて下さいと医者に言われてきましたが、何をどう気をつければいいのか分かりません。
教えてください。
保険適用の治療は限定的ですが
ご質問いただいている赤い皮疹は確かに加齢とともにできてくる血管腫でしょう。
良性ですので、命には直接関係ないため、現在でも保険で安くできる治療法は限られています。
原則的に、小さいものは電気で焼きます。
あるいは、液体窒素で凍らせる方法もあります。
その時は、同じ血管腫を毎週一度の割合で何度か凍らせる必要があります。
また、肌色の小さなイボも加齢のせいでできてきます。
これも良性ですから、美容目的で取ることになります。電気で取れます。
一度、皮膚科専門医を受診ください。
市橋正光 先生
ドクターご活躍の場所 | アーツ銀座クリニック 院長 |
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ご専門 | 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療 |
ご経歴 | 神戸医科大学 卒業 神戸大学大学院医学研究科 修了 ロンドン大学皮膚科学研究所 留学 神戸大学医学部 教授 サンクリニック・サンケア研究所 森之宮医療大学抗加齢研究所長 再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職 |
所属団体 | 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会 |
先生からの一言 | 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。 |