おしえて先生

妊娠中にウーロン茶は

asami0418(#)・30~39歳女性 2010/08/23 投稿

現在妊娠5ヵ月なのですが、妊娠中の飲み物について質問です。
ウーロン茶が大好きで今も一日に1.5~2リットルくらい飲んでいます。妊娠のコミュニティでは、カフェインが入っているから飲まないほうがいいとあり、一方、かかりつけ医に聞くと、ウーロン茶に含まれるカフェインは微量なので、神経質になることはないと言われました。
気になるならノンカフェインの麦茶に変えればいいことなのですが、ウーロン茶のほうが飲みやすいので、他の医師の方のご意見も伺いたく、相談させていただきました。
よろしくお願いいたします。

摂り過ぎの場合も。製品による違いも考慮を。

カフェインは胎盤や胎児に悪い影響を与えることが知られています。1日300mg以上を摂ることは控えるように言われていますが、カフェインに敏感な人もおりますので、300mgまでなら安心とも言えません。少量のカフェインはそれほど気にしなくても大丈夫でしょう。
ウーロン茶に含まれているカフェイン量は製品によって異なりますが、日本茶とあまり変わらないと考えた方が良いでしょう。製品によって含まれている量の差は、100mlあたり10~90mgまであります。
asami0418さんは、1日に2リットルくらい飲まれていますので、カフェインの摂り過ぎが心配です。カフェインの少ないものを調べて飲むようにして下さい。

ご回答いただいた

板倉弘重 先生

ドクター
ご活躍の場所 日本動脈硬化学会 名誉会員
日本ポリフェノール学会 理事長
日本栄養・食糧学会 名誉会員
日本臨床栄養学会 理事長
国立健康・栄養研究所臨床栄養部長
ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授
ご専門 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医
ご経歴 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。
カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。
2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。
日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。
2006年「瑞宝双光章」受賞。
2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。
2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。
芝浦スリーワンクリニック名誉院長
所属団体 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長
先生からの一言 楽しく健康になりましょう。