おしえて先生

大きくなったほくろに害は

タン子(#)・30~39歳女性 2010/04/05 投稿

はじめまして、よろしくお願いします。
13歳の次男なんですが、小さい頃から唇に小さなほくろがありました。小さい頃は、あまり気にならなかったのですが、ここ数年でほくろも大きくなったのか、13歳になった今では唇の4分の1ぐらいの大きさになってしまいました。盛り上がったり、痛みなどはないみたいですが、私も本人も気になって仕方ありません。
何かの健康番組でほくろからガンになってしまう…なんて話してるのを見ました。なにか悪いものなのか、単にほくろも成長して大きくなってしまったのか心配です。
食べ物とかも関係あるのでしょうか?
どうか教えてください。よろしくお願いします。

黒子(ほくろ)に詳しい先生に受診を

黒子が大きくなるのはあまり良いことではありません。一般に黒子を見たときに、それが悪いものかよいものかの視診による判定は、次のようになります。
(1)左右非対称か?対称ならば良性。
(2)ほくろと正常皮膚の境界が滑らかか、ぎざぎざしているか?滑らかであれば良性。
(3)色は黒いか、赤みを帯びているか、茶色か、また濃いか薄いか?薄い色だとしても、全体が同じ色ならば良性。
(4)直径は1cm以内か?1cmより大きいものは要注意です。
(5)高さと硬さはどうか?硬いものは細胞がぎっしり詰まっていることになり悪い傾向があると考えます。
(6)最近急速に大きくなってきた、これは悪いしるしです。

これを参考にしていただき、できるなら早く皮膚科専門医で、特に黒子に詳しい先生に診てもらってください。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。