おしえて先生

薬の長期服用について

ぱぱまぐろ(#)・30~39歳女性 2009/09/28 投稿

以前、1ヵ月おきに性器ヘルペスや、それに伴う前駆症状として神経痛を繰り返していたため、たまりかねてバラシクロビル塩酸塩少量を、1日1錠で長期投与を始めました。そのおかげで、服用してから今日まで、まったくヘルペスがでなくなりました。前駆症状があるときは、1日2錠飲むこともあります。
ただ、今通院している産婦人科の先生が、まったく性器ヘルペスに関して分からないようで、私がインターネットで調べて長期投与を希望しました。そのため、いつまで長期間にわたって服用していいのか(一生飲んでもいいのか)、何か注意することがあるのか、とても知りたいのです。
また、現在子育て中なのですが、最近とても体調が悪く、喉の炎症があったため、抗菌薬を3種類飲みました。ところが、右足と右腕の内側が、かゆくて赤くなり、抗菌薬をやめると治りました。バラシクロビル塩酸塩は免疫が低下するのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

数年にわたり内服すると…

再発を繰り返す性器ヘルペスは、QOLを著しく低下させます。現在毎日バラシクロビル塩酸塩を1錠内服されていますが、多分1週間に2度、例えば月曜と木曜日に1錠飲めば良いはずです。疲れたり、風邪を引いたり、あるいは紫外線を浴びるときは免疫力が落ちますので、気をつけてください。バラシクロビル塩酸塩は、数年にわたり内服されている患者さんがかなりいます。特に免疫力を下げることはありません。
のどの調子が悪いときは、うがいを励行してください。また、耳鼻科の先生に診てもらうと良いですね。抗菌薬を飲んで何か皮膚に出るときは、その抗菌薬は飲まないようにしましょう。詳しくは、皮膚科で検査を受けてください。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。