おしえて先生

食欲不振と頭痛、吐き気

yuri(#)・30~39歳女性 2009/06/01 投稿

2ヵ月前ほどから食欲が減退し、物を食べたくない日が続いています。以前は、焼肉や刺身が大好きだったのに、今はそれらの匂いで吐き気がします。常に胃が重い感じで、食事のあとは吐き気や胃もたれで気分が悪くなります。常に重い頭痛とそれに伴う吐き気に悩まされています。
栄養が行き届いてないせいか髪はパサパサで、肌もカサカサ。なにか悪い病気ではないかと不安です。
また、病院に行くのだとすれば、何科を受診すればよいのでしょうか?

栄養不足から様々な病気につながることも。まずは内科でご相談を。

栄養が不足してくると、皮膚や髪の毛などに症状があらわれやすくなります。体重減少や生理不順などが起こり、内臓機能が低下して骨ももろくなってしまいます。
食欲不振や吐き気は、胃の病気など消化器系に病気がある場合と、脳神経系や内臓に病気がある場合もあります。また、眼精疲労や睡眠不足、精神的ストレスで起こる場合もあります。
まず内科を受診して、相談をされるのが良いでしょう。

ご回答いただいた

板倉弘重 先生

ドクター
ご活躍の場所 日本動脈硬化学会 名誉会員
日本ポリフェノール学会 理事長
日本栄養・食糧学会 名誉会員
日本臨床栄養学会 理事長
国立健康・栄養研究所臨床栄養部長
ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授
ご専門 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医
ご経歴 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。
カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。
2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。
日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。
2006年「瑞宝双光章」受賞。
2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。
2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。
芝浦スリーワンクリニック名誉院長
所属団体 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長
先生からの一言 楽しく健康になりましょう。