おしえて先生

両足先の冷えがひどいんです。

つばめ(#)・60~74歳男性 2009/03/11 投稿

両足先(足の指から甲にかけて)が強烈に冷える為、今まで抹消神経症のビタミン剤を一年以上飲んでいましたが効果が全く無く、先月から当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)を飲んでいますが、どの位長く飲めば効果が有るでしょうか?
夜眠る時は、電気敷き毛布を使用し、更に靴下を履いていないと眠れない状態です。当帰四逆加呉茱萸生姜湯は薬局の人に薦められました。

2~3ヵ月位の服用を目安に。冷えの原因として、病気があるかどうかの検査も。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、体力がなく、手足の冷えが強く、冷えると下腹部痛や腰痛、頭痛などを起こしやすい人に使われる薬です。1ヵ月位ではあまり効果が感じられないこともありますが、2~3ヵ月位すると効果が分かって来ると思います。体に合わないこともありますので、その場合は変更することも必要でしょう。
冷えの原因として、甲状腺機能低下症糖尿病がないか調べてもらっているでしょうか。冷えについては、原因不明のことも多いのですが、原因があればその治療をすることで改善を目指します。

ご回答いただいた

板倉弘重 先生

ドクター
ご活躍の場所 日本動脈硬化学会 名誉会員
日本ポリフェノール学会 理事長
日本栄養・食糧学会 名誉会員
日本臨床栄養学会 理事長
国立健康・栄養研究所臨床栄養部長
ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授
ご専門 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医
ご経歴 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。
カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。
2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。
日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。
2006年「瑞宝双光章」受賞。
2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。
2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。
芝浦スリーワンクリニック名誉院長
所属団体 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長
先生からの一言 楽しく健康になりましょう。