おしえて先生

薬アレルギーについて

うめ(#)・30~39歳女性 2008/12/01 投稿

現在、ロキソプロフェンナトリウムと抗生物質を1ヵ月服用中です。歯科治療として服用を始め、その後いろいろな症状がでてきました。発熱(微熱)、喉の痛み、くしゃみ、鼻詰り、目のかゆみ、目の端がチカチカ光る、目やに、腰痛(刺すような痛み)、口の端が切れる、歯茎の腫れ、動悸があります。
風邪ではないかということで内科で血液検査したところ肝機能値が高くでましたが、炎症を示す数値は出ていないとのことです。服用を続けても熱が下がらず、何度かアスピリン・ダイアルミネートを服用して解熱しました。
昔、風邪をひいた際、「喘息っぽい」「心拍数が少ない」と診断されたことがありますが、その後詳しく調べたことはありません。確かに風邪や鎮痛薬を服用するといつも調子が悪いような感じもしますが、今回は症状が多いので不安です。
薬のアレルギーがあると聞きましたが、そうでしょうか。また、このようなアレルギー検査はどこで行えばいいのでしょうか。

薬によるアレルギーや、長期服用には注意が必要です。

歯科治療として服用を始めたロキソプロフェンナトリウムと抗生物質を1ヵ月服用を続けているとのことですので、肝機能値の異常や症状の一部は、薬の副作用による可能性があります。体に合わない薬はかえって害になります。
また、アレルギー検査は病院で相談すれば可能です。
薬はアレルギーを引き起こすほか、長期に服用すると直接毒性を持つこともありますので、漫然と服用しないようにします。薬で白血球数が減少して抵抗力が低下したり、ビタミン欠乏を引き起こすこともあります。

ご回答いただいた

板倉弘重 先生

ドクター
ご活躍の場所 日本動脈硬化学会 名誉会員
日本ポリフェノール学会 理事長
日本栄養・食糧学会 名誉会員
日本臨床栄養学会 理事長
国立健康・栄養研究所臨床栄養部長
ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授
ご専門 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医
ご経歴 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。
カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。
2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。
日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。
2006年「瑞宝双光章」受賞。
2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。
2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。
芝浦スリーワンクリニック名誉院長
所属団体 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長
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