おしえて先生

薄毛とストレス

のりかず(#)・30~39歳男性 2008/08/26 投稿

もう20代の頃から薄毛で悩んでいます。私としては、原因としてはストレスだと思います。中学時代からいじめにあい、いつも気を使い、細い事を気にして生きていたので、そのせいかと思います。そして、30代後半になるのですが、いまだに爪をかむ癖が治りません。精神的なものなのでしょうか…。

ストレスが原因の場合は円形脱毛症、頭の前からてっぺんにかけての場合は、男性ホルモンの働きによるものとなります。

薄毛で悩んでおられるとのことですが、ストレスが原因で毛が抜けるのは、円形脱毛症です。あなたの場合は、多分頭の前からてっぺんにかけての薄毛ではないでしょうか。だとすれば、それは、男性ホルモンの働きによるものです。これは遺伝的な要因が大きいですね。現在、保険医療の適応ではありませんが、若禿に効果のある、飲み薬が開発されています。数ヵ月で効果が出ますから、一度皮膚科で相談なさってください。
また、爪をかむ癖ですが、これは精神的なストレスでしょう。何か悩みがあれば、友人、知人あるいは、医師に相談されることをお勧めします。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。