おしえて先生

許される煙草の本数は?

バスケッコ(#)・30~39歳女性 2008/05/08 投稿

私の母は、以前から太り気味で、お酒やタバコも大好きです。以前から心配していたのですが、とうとう高脂血症だと診断されました。
今、食事は私が作るようにして、脂っこい食事を避けています。お酒もひかえてくれるようになりました。ただ、タバコは2日で1箱ほど吸っています。吸う本数は以前の半分になりましたが、高脂血症の人にタバコは良くないと聞きます。母に、もっと減らしてほしいと伝えたら、「1日何本までなら吸っていいの?」と質問され、困ってしまいました。
高脂血症の人が1日に許されるタバコの本数ってありますか?

1本も吸わないことが望ましいです。

タバコは吸う本数が少なければ、少ないほど健康に良く、1本も吸わないのが望ましいのです。自分が吸わなくても、近くでタバコを吸う人がいると、その煙を吸うことになります。それも受動喫煙と言われて健康に害となることが判っています。そのことをお母さんに伝えられてはいかがでしょうか?

ご回答いただいた

板倉弘重 先生

ドクター
ご活躍の場所 日本動脈硬化学会 名誉会員
日本ポリフェノール学会 理事長
日本栄養・食糧学会 名誉会員
日本臨床栄養学会 理事長
国立健康・栄養研究所臨床栄養部長
ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授
ご専門 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医
ご経歴 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。
カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。
2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。
日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。
2006年「瑞宝双光章」受賞。
2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。
2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。
芝浦スリーワンクリニック名誉院長
所属団体 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長
先生からの一言 楽しく健康になりましょう。