
血糖値が高いと、妊娠・出産にどんな影響が?
キッコロ(#)・30~39歳女性
2008/03/05
投稿
私は早く子どもが欲しいと思っているのですが、健康診断で血糖値が高めという結果が出たことがあり、妊娠・出産に少し不安があります。かかりつけ医からは、現在は血糖値も正常値内にあり、この状態を維持できていれば大丈夫だといわれていますが、妊娠に血糖値が上がるようなことがあれば、私自身だけでなく、子どもに影響が及ぶのではないかと心配です。血糖値はもちろんですが、食事や運動、体重の増加など、どのように気をつければよいのでしょうか。

血糖値の管理をしながら、食事と運動に気を配って。
妊娠すると血糖値が高くなる「妊娠糖尿病」という病気があるのも確かですが、それを恐れないで妊娠することが現在では勧められています。かかりつけ医に血糖の動きを調べてもらいながら、食事や運動に注意して生活をしていくことです。運動はウォーキングを中心に適度に行います。過剰になりすぎるのは好ましくありません。
そして、食事が大事になります。食後血糖値があまり上昇しないように糖質の過剰摂取を控えるとともに、野菜や海藻、きのこ、雑穀類など血糖値上昇を抑えてくれる食品を選び、味つけは、甘すぎず、さらに塩分控えめとします。
妊娠で大事なことは胎児の成長・発育に必要なたんぱく質や葉酸などのビタミン、カルシウムやマグネシウムなどミネラルが不足しないように摂取することです。胎児が大きくなる分だけは、母親の体重も増加するように配慮します。母親の体重が増加しないと胎児にとって危険な状態を引き起こすことになります。

キッコロさんからコメントをお寄せいただきました。
とても不安だったのですが、先生からの回答で、前向きになれました。食事面でも詳しく教えていただき、早速見直しはじめました。血糖値を上げすぎないよう、なるべくたくさん歩くように努力しています。ありがとうございました。
ご回答いただいた
板倉弘重 先生
ドクター| ご活躍の場所 | 日本動脈硬化学会 名誉会員 日本ポリフェノール学会 理事長 日本栄養・食糧学会 名誉会員 日本臨床栄養学会 理事長 国立健康・栄養研究所臨床栄養部長 ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授 |
|---|---|
| ご専門 | 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医 |
| ご経歴 | 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。 カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。 2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。 日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。 2006年「瑞宝双光章」受賞。 2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。 2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。 芝浦スリーワンクリニック名誉院長 |
| 所属団体 | 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長 |
| 先生からの一言 | 楽しく健康になりましょう。 |





