おしえて先生

便秘について

学生(#)・20~29歳女性 2008/02/05 投稿

小さい頃から便秘で悩んでいます。中学生、高校生のときくらいから悪化してしまい、今は薬を飲まないとほとんど排便できなくなってしまいました。薬はずっと刺激性(センナなどが入った漢方薬)のものを使っていました。最近は酸化マグネシウムに変えたりしているのですが、腹部膨満感が気になります。食生活、運動、水分などにはかなり気を使っているので、もうどうしたらよいのかわかりません。このままでは腸の機能が心配です。

「ヒルシュスプルング病」という遺伝の可能性もあります。

小さい頃からの便秘ということですが、これが生まれた時からということでしたら、「ヒルシュスプルング病」という遺伝の可能性もあります。重症の場合は小児科医によって診断され手術を受けるのですが、軽症タイプはしばしば見逃され、便秘症として扱われ成人します。腹部膨満感は、便秘症のかたに多い症状の一つです。食生活、運動、水分に気を使われているとのことですが、食物繊維の多い野菜や果物を十分摂っていらっしゃいますか?
野菜は緑黄色野菜と淡色野菜を含めて、1日に350g食べるようにと薦められていますが、野菜の摂りかたは大丈夫でしょうか。センナは、お茶などもありますが、膨満感が消えず辛いようでしたら、一度医師の診断を受けられることをお勧めいたします。

ご回答いただいた

白鳥早奈英 先生

ドクター
ご活躍の場所 中部学院大学講師
教育庁・農林水産省・文部科学省各省及び全農等による「食育」指導
都道府県及び市町村主催の健康講座講師
企業における健康講座講師
美容学校講師
雑誌連載、テレビの健康番組(コメント、監修)
ご専門 栄養関係全般(とくに食べ合わせ、ダイエット指導)
生活習慣病予防の運動及びリハビリ運動、心療カウンセリング、美容食
ご経歴 青葉学園短期大学食物栄養科卒業、日本女子大学家政学部栄養科卒業
東京農業大学栄養科及びアメリカジョージア州立大学栄養科に学ぶ
アメリカンワールドユニバーシティにて博士号取得
重野診療所にて栄養指導
ジョージア州エモリー大学講師
所属団体 日本栄養士会及び栄養改善学会、アメリカ栄養士会、日本ビタミン学会、日本肥満学会、アーユルベーダー学会、日本健康運動指導士会、日本代替医療学会
先生からの一言 美容や医療の指導に携わる人々は、第一に指導者本人が心身ともに健康でなければ説得力がない、できれば実年齢より5~10歳位若い肉体であるのが望ましいとの考えのもと、日々努力をしています。