おしえて先生

もともと色白な人が農作業で

ハンナラ(#)・30~39歳女性 2008/02/04 投稿

私の友人のことでご相談です。30代の女性で、大学卒業後はずっと会社で内勤の仕事に従事していました。ところが突然、20代後半を機に会社を辞め、農村部での研修を受けた後、本格的に農作業に従事する生活に入っていきました。もともと色白だった人なのですが、数年ぶりに会うと見違えるほど黒くなり、皮膚が荒れて額はシワだらけになっていました。
本人は農作業が大変でスキンケアどころではない様子ですが、昔の彼女を知っているだけに、今後どうなっていくかが心配です。汗をたくさんかく農作業をしながらでも最低限できるスキンケア対策などありましたら、教えていただければ、彼女にアドバイスしたいと思います。宜しくお願い致します。

直接紫外線を浴びないよう、複数の予防策を講じてください。

農作業では、たくさんの太陽紫外線を浴びることになり、毎日作業をすれば、その度に紫外線でシワを作ることになります。予防は、農作業中、紫外線BとAを強力にとめる日焼け止めをしっかりと塗り、その上でゴルフ場のキャディーさんスタイル、つまり、つばの長い帽子をかぶり、タオルで頬を覆いましょう。ビタミンCやCoQ10などのクリームを塗るのもいいでしょう。これらは、濃度の高い商品をお勧めいたします。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。