IgE値が異常に高い?
なぜ今頃(#)・40~49歳男性
2008/01/18
投稿
腹、背中、額が慢性的乾燥肌と言われ、5年ぐらい症状が良くなったり悪化したりしています。病院も3件ぐらい変えてみましたが、何処も同じような扱いで症状は変わらない状態です。「アトピーと言われたことはありますか?」との問いに「ないです」と答えていたからなのでしょうか。今の病院では最初に血液検査を実施し、IgE値が5,920で通常の人の約59倍と言われました。あまりその時はぴんときませんでしたが、治療で改善方向へいくものでしょうか。
今度アレルゲンの検査をする予定です。体調的にはそこそこですが、何か弊害が発生するような事は無いのでしょうか。
適切な治療で必ず良くなるはずです。
60歳ぐらいになると90%くらいのヒトの肌が乾燥します。それでも、IgE値が5,000以上となるとかなりのアレルギー体質と言えるでしょう。アレルギー性鼻炎や、喘息などがあれば必ずIgE値は高くなります。皮膚の症状が、半年も続くと、皮膚科ではアトピー性皮膚炎と呼んでいます。アトピー性皮膚炎が疑われるのであれば、詳しいアレルゲンテストを受けるのはよいことです。これを機に、大きな病院の先生に診てもらうのもいいことでしょう。
検査の結果、例えアトピー性皮膚炎であったとしても、何も深刻に考えることはありません。もし、アレルゲンテストで強い陽性が出れば、そのアレルゲンを避けることが重要となります。そして、適切な治療で必ず良くなるはずです。
ご回答いただいた
市橋正光 先生
ドクターご活躍の場所 | アーツ銀座クリニック 院長 |
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ご専門 | 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療 |
ご経歴 | 神戸医科大学 卒業 神戸大学大学院医学研究科 修了 ロンドン大学皮膚科学研究所 留学 神戸大学医学部 教授 サンクリニック・サンケア研究所 森之宮医療大学抗加齢研究所長 再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職 |
所属団体 | 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会 |
先生からの一言 | 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。 |