長女の肥満のことで相談します
平成9年5月生まれの娘の最近の身体測定が次のような結果となっています。
体重 身長
平成18年4月 39.2kg 131.4cm
平成18年9月 42.8kg 134.5cm
平成19年1月 45.1kg 136.1cm
平成19年4月 48.0kg 137.3cm
平成19年9月 50.5kg 140.7cm
身長と体重から算出された現在の肥満度は、45.9%(ローレル指数181.3)、平成18年4月時点での身長と体重から算出された肥満度が36.7%(ローレル指数172.8)であったことにかんがみれば、肥満傾向が異常なペースで進んでいます。また、平成18年5月から初潮が始まったことを知らされました。当時まだ、9歳です。今はまだ、医療機関に相談には行っていません。
ある文献によれば小児期の肥満は、成人期肥満へとトラッキングする率が高いこと、小児期であっても肥満度と種々の代謝異常は相関すること、小児期肥満から移行した成人期肥満における動脈硬化性疾患罹患率は、成人期に肥満となったものに比して約4倍であること、肥満が高度になるに従って肥満の改善は困難を極めること、等から、早期発見と早期介入が必要とされているとあったのですが、早々に医療機関への相談を持ちかけたほうが良いのでしょうか。
よろしくお願いします。
早めに小児肥満外来を受診してください
小児では肥満度40%を超える高度肥満と判定された場合は、小児肥満外来などでの治療が必要とされています。総合病院の小児科外来に、小児肥満外来を行っているかどうかを電話やインターネットで確認したうえで受診したほうがよいでしょう。肥満度が50%を超える場合は数ヵ月の入院治療が必要なこともあり、動脈硬化、高血圧、糖尿病を発病する児童も増加しています。早めの医療機関受診が望ましいと思います。
古家英寿 先生
ドクターご専門 | 呼吸器内科、一般内科、免疫学、臨床薬理学 日本内科学会認定内科専門医、米国内科専門医会上級会員、日本臨床薬理学会指導医、医学博士 |
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ご経歴 | 山口大学医学部卒業 熊本大学第一内科大学院卒業 |
先生からの一言 | 今度からこのサイトで皆さんの御相談にお答えすることになりました。医療に100%はありませんが、皆さんの御役にたてるようにがんばりたいと思います。 |