おしえて先生

子供の爪について

てんびん座(#)・30~39歳女性 2007/11/08 投稿

現在6歳の子供の爪のことです。2歳くらいから、爪の表面がボコボコに伸びてくるようになり、中指、薬指、小指と同じような症状で・・・あっという間に左右の指も同じようになりました。何ヵ月が経ち、爪を見ると、きれいに伸びていて安心したのですが、また何ヵ月か経つとボコボコの爪が伸びてきました。ボコボコの爪が伸びてくるときには、甘皮の部分が消えています。
2歳の時に病院に行きましたが、水虫でもなく細菌でもなく、ただ保湿クリームを塗って下さいと言われました。甘皮が消えてなくなったり、ボコボコの爪になるのはどうしてでしょうか?

砂遊びや、粘土遊びで甘皮を傷めることが原因となることも

症状から判断しますと、甘皮がなくなることが原因で爪が変形してきていますね。
甘皮は皮膚と爪の隙間から、化学物質などの刺激物が侵入するのを防いでいます。甘皮がなくなると爪を作っている爪母(そうぼ)と呼ばれるところに刺激物質が侵入できるようになり、炎症を起こすため、爪がでこぼこしてきます。砂遊びや、粘土遊びで甘皮を傷めることが原因となることもあります。
また、足の爪も変形してくるときには、場合によっては、他の病気で飲んでいる薬、あるいは偏食が原因のこともありますので、必ず皮膚科専門医を受診して下さい。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。