掌蹠膿疱症は治らないのでしょうか
ねこまんま(#)・30~39歳女性
2007/05/21
投稿
半年ほど前に左足のかかと、掌に細かい水泡状の湿疹が出て皮膚科を受診したところ、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)と診断されました。ストロングのステロイドを出され、塗りつづけるだけの日が現在まで続いています。症状に波はあるものの、いっこうに良くなりません。これから薄着の季節になってサンダルなども履きたいのですが、見た目が目立つので無理そうです。ビオチンを飲むと良いと書かれているものもあるのですが、今後、ステロイドを塗る以外に治療法、あるいは日常生活で出来ることはあるでしょうか?
原因は扁桃腺、関節、歯であることも…。
残念ながら、掌蹠膿疱症を根本的に直す治療法は世界的にはまだ見つかっていません。ステロイドホルモンの一番強いもの(足の裏は、皮膚の角層が厚いため強いステロイド剤を塗っても大丈夫です)に加えて、ビタミンD3を塗布すると効果的です。それでも完全に治すのは困難です。体のどこか、多くは、扁桃腺、関節や歯などに炎症があるとそれが引き金となって掌蹠膿疱症が発症するといわれています。このような部位の検査と治療を耳鼻科、整形外科や歯医者さんで受けてください。
ご回答いただいた
市橋正光 先生
ドクターご活躍の場所 | アーツ銀座クリニック 院長 |
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ご専門 | 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療 |
ご経歴 | 神戸医科大学 卒業 神戸大学大学院医学研究科 修了 ロンドン大学皮膚科学研究所 留学 神戸大学医学部 教授 サンクリニック・サンケア研究所 森之宮医療大学抗加齢研究所長 再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職 |
所属団体 | 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会 |
先生からの一言 | 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。 |