おしえて先生

本当は水虫なのでは?

匿名希望(#)・50~59歳女性 2007/01/11 投稿

数年前から足の指の間が切れやすくなり、小さな水疱やカサカサが季節に関係なく出て悩んでいます。皮膚科を受診して検査を受けたところ、水虫反応はないと言われました。処方された皮膚外用合成剤腎皮質ホルモン剤、角質症治療薬を塗ると症状が改善しますが、完治には至りません。ところが、市販の水虫治療薬を塗ったところ、症状が改善したのです。私はもしかしたら水虫ではないでしょうか?水虫である場合を考えて、インターネットで白癬菌について勉強しましたが、いくつか疑問に思うことがあるので教えていただけますでしょうか。

症状から、水虫ではないかと思われます

一般的に水虫は、顕微鏡で検査をして診断しますが、100%の確率ではありません。市販の水虫の薬を塗っている方が検査を受けると、水虫菌は見つからないことがよくあります。塗っていなくても見つからないことはあり、顕微鏡検査が万能とはいえず、症状から判断することもあります。ご質問の方の場合は、症状からして恐らく水虫でしょう。
いただいたご質問に、個別に回答いたします。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。