おしえて先生

全身の湿疹はダニが原因?

egihs(#)・40~49歳男性 2007/01/11 投稿

1年程前、背中の肩甲骨が痒く、手でかいているうちに小判大の斑点になり、汁まで出たためあわてて市販の軟膏を塗ったのですが治らず、皮膚科を受診しました。過敏性の湿疹ということで軽めの抗生物質を投薬してもらい、治療を続けましたが改善しません。ひどいときには背中全体から胸、腹部、腰、ふともも、腕にまで広がってしまいます。
原因についてですが、介護中の父が施設で「ひせんダニ」に感染してしまい、一緒にお風呂に入る私にうつってしまった可能性があるかもしれません。抗生物質を使うと症状は治まるのですが、油断するとすぐ湿疹が出てきます。ダニが原因で全身に湿疹が広がるようなことがあるのでしょうか?また、このまま抗生物質を使いつづけていて良いのでしょうか?

ひぜんダニが原因かどうかは、指をみれば診断できます。

ご質問のひぜんダニは、人間の皮膚の角質内に寄生して、人から人へ感染し、あちこちかゆくさせるやっかいものです。しかも感染力は強烈で、家族全員にうつることもあれば、病院内で流行することもしばしばあります。
体力が衰え、免疫力が低下している場合は、ひぜんダニによる感染が湿疹化してしまうことがあります。とくに身体の温まる夜間にひどくなることが多いようです。ご質問の方もひぜんダニの可能性は高いと思われますが、ひぜんダニが原因の場合はかゆくてひっかくことで指にもうつるため、専門医が見れば診断がつきます。いちどぜひ、皮膚科専門医を受診下さい。
また、このまま抗生物質を続けてよいかというご質問ですが、湿疹であれば、一般的にはステロイドホルモンを処方します。ひっかいてばい菌が入ったときなど特殊なケースをのぞき、抗生物質を処方することはまずありませんので、かかっておられる医師に質問されてはいかがでしょうか。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。