それは嚥下障害かもしれません
食べ物が、口の中から咽頭、食道を経て、胃に至る消化運動を嚥下といいます。
嚥下は、顔面筋や口腔周囲筋がはたらくことで起こりますが、食べ物がうまく飲み込めないとするとそのどこかで、何らかの障害が起こっている可能性があります。
たとえば、親知らずの周りの炎症や、のどの炎症、下顎骨（かがくこつ：顔の下１/3の部分）骨髄炎、咽頭、喉頭付近の化膿性疾患や腫瘍などがあると嚥下痛を起こすことがあります。
一度、はやめに口腔外科を受診されるとよいでしょう。
口腔外科は、地域の中核病院や大学の附属病院などにあります。
ご回答いただいた
大竹美嶺子 先生
ドクター| ご活躍の場所 | 大竹歯科クリニック（東京都港区赤坂）院長 |
|---|---|
| ご専門 | 歯科一般、矯正歯科 |
| ご経歴 | 日本歯科大学卒業、東京医科歯科大学歯学部矯正学教室専攻科 関東逓信病院矯正歯科研究員、上杉歯科医院、（医）恒心会グリーン歯科勤務を経て現職 |
| 所属団体 | 日本矯正歯科学会、日本歯周病学会、日本ヘルスケア歯科研究会 |
| 先生からの一言 | 歯周病は万病の元です。自覚症状がなくても専門家による定期的なケアを心掛けましょう。 |
