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子供を襲う川崎病。知っておきたいその病状とは?

川崎病とは?

昭和42年小児科医の川崎富作先生が新しい病気として報告した川崎病ですが、その名称は「急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群」、略称としてMCLS(Mucocutaneous Lymph Node Syndrome)と言い、主に4歳以下の子供が発病することが分かっています。しかし、この病気の原因を探るためたくさんの研究が行われていますが、未だ解明はされておらず現在まで原因不明となっています。

2013年〜2014年の2年間に渡って行われた「第23回川崎病全国調査成績」によると、13年は1万5696人、14年は1万5979人で、最高だった82年の年間患者数1万5519人を両年とも上回る結果になりました。ここ最近は患者数が増加しています。月別の患者数は、1月と12月が多く、秋(9〜10月)は少なく、春から夏に増える傾向があるという報告がされました。

近年増えている川崎病の基礎知識を知っておきましょう。まず、川崎病は発熱をはじめとした主要症状と参考条項を基に、それらの症状が現れているかによって診断されます。

主にどのような症状があるのか?

日本川崎病学会によると、川崎病の診断は主に6つの症状のなかから判断しますが、患者にどの症状が出ているか注意深く観察をして、5つ以上当てはまれば川崎病と診断されるとのことです。日本川崎病学会HPを参考に診断のための症状を分かりやすく記載します。

  • 1. 治療を受けて5日未満で熱が下がった時も含みますが38℃以上の発熱が5日以上続く
  • 2. 両目が赤く充血する
  • 3. 唇が赤く腫れる、ひび割れが出来痛むこともある。舌が苺のように見えて赤くなる
  • 4. 手足、体に大きさや形がまばらな赤みのある発疹が出る
  • 5. 首のリンパ節がとても腫れて痛む
  • 6. 手足の指先が赤く腫れ、手のひら足の裏も赤くなる

そのほかにも、結核の予防接種(BCG)の跡が赤く腫れることもあるそうです。これらの症状は、それぞれ違った順番で症状が現れる、時間が短いなどの理由で風邪やそのほかの病気と診断してしまう恐れもあります。

心臓に症状が現れた場合には要注意

厚生労働省川崎病研究班が作成した川崎病診断の手引きによると、先ほどの条件以外にも、川崎病は心臓に症状が現れることもあります。その場合は4つしか症状が当てはまらなくても川崎病と診断されます。

もし重症化してしまうと、心臓の周りを包む冠動脈に炎症が起こってしまい瘤(こぶ)ができます。すると、血管に血栓ができやすくなる、血管が狭くなり血液が流れにくくなるという症状を引き起こす可能性も出てきます。まれに、完全に血管が詰まってしまい心筋梗塞を起こすこともあります。

早期発見・早期治療を心掛けましょう

川崎病の治療法として、主流なのが「免疫グロブリン療法」です。「免疫グロブリン製剤」という薬を投与することで、川崎病の原因である、全身の血液における炎症を抑えます。併用されるのが「アスピリン」という薬を用いた治療法です。血液を固まらせず、血栓を防ぐ効果があります。これらの治療法で効果が得られない場合は、ステロイド薬やほかの薬が使われることになります。最も一般的な治療法の「免疫グロブリン療法」は、早期大量投与が最も効果を発揮させると言われています。

川崎病と診断された場合には、基本的には入院することになります。症状や治療の進行具合によって個人差はありますが、平均は1週間程度。合併症などがある場合には、1ヵ月の入院になることもあります。退院後も数ヵ月は、薬を内服しながら、定期健診に行く必要があります。

医師の診断も大切ですが、症状が出た段階で早めに親が気づいてあげるのが、一番効果的です。そのためにも、今回紹介した川崎病を診断する6つの症状は、覚えておくとよいでしょう。

個人差はありますが、早期に治療を開始することができれば十分に治療できる治療法があります。医師に症状を正確に診断してもらい、心配な場合は納得のいくまで相談しましょう。

更新日:2016年8月22日

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