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高尿酸血症の生活習慣病の合併の多さ

約8割に合併あり、との研究も

「風が当たっただけで痛い」という名前のとおり、症状が現れると激痛を感じる痛風。この痛風の原因は、体のなかに尿酸が増えすぎている状態となる「高尿酸血症」にあります。高尿酸血症が原因で、体のなかで結晶化した尿酸が関節や腎臓にたまり、これが痛風の発作の原因とるのです。血液1dL中に7mg以上の尿酸がたまっていると、高尿酸血症と判断されます。

そしてこの高尿酸血症の人は、痛風だけでなく、肥満や高血圧、高脂血症などのさまざまな生活習慣病も併せ持っている場合が多いようです。

東京慈恵会医科大学の研究によると、高尿酸血症の約80%の人に、生活習慣病の合併が認められた、とされています。また、高尿酸血症と他の生活習慣病の合併症が多い理由については、他の論文にて、

単に過食、過飲、運動不足を基盤として同時に発症したという考え方もある。しかし、高尿酸血症といくつかの代謝疾患との合併に関して、高尿酸血症と共通の機序が関与した代謝異常であることが想定されている。

引用:Gout and Nucleic Acid Metabolism Vol.24 No.2より

と示されています。言い換えれば、高尿酸血症と他の生活習慣病になる要因は共通した部分があるため、生活習慣に気を付ければ、高尿酸血症も防げる可能性があるということです。

心筋梗塞や脳血管障害も

痛風の原因となる高尿酸血症は、狭心症や心筋梗塞などの危険因子のひとつともされています。
これは、血清尿酸値の高い人は中性脂肪も高く、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い傾向にあり、低HDLコレステロールは狭心症や心筋梗塞の危険因子となるためです。
また、高血圧や脂質異常症、糖尿病、耐糖能障害との合併も多く、これらが影響しあい、動脈硬化が加速度的に進み、心臓病や脳出血、脳梗塞の危険も高まる、といわれています。

このように、さまざまな生活習慣病と合併のリスクが高まる高尿酸血症。食事の内容に気を付ける、水分を十分に取る、アルコール(特にビール)を控える、塩分を控える、といった生活の見直しによって、予防、改善が期待できます。また、適度な運動、ストレスをためない、といったことも大切です。

痛風は発作が起こると耐え難い激痛がありますが、しばらくたつと症状がなくなってしまいます。このため、治療などを行わずに放っておいてしまいがちです。しかし放置すれば、痛風の再発だけではなく、ご紹介したような他の生活習慣病のリスクも高まるため、早めに病院などで治療を受けることが大切です。

更新日:2016年10月24日

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