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女性に多い悩み「排尿障害」の特徴とは

妊娠、出産の影響で起こる場合も

40歳代以降になると、症状に悩む方が増えてくる排尿障害。尿の漏れやトイレの回数が多いことが気になり、外出するのがおっくうになってしまうなど、生活の質にも影響が出る症状です。
妊娠、出産を経験した女性は、骨盤底筋群が弱くなっていることがあります。このようなとき、子宮や膀胱などを支える力が弱まり、これが下がってきてしまうために膀胱や尿道が圧迫され、排尿障害につながる場合があります。

ここでは女性特有の排尿障害の症状と原因について詳しくご紹介します。

意図せずに尿が出てしまう尿失禁

尿失禁とは、尿をしたいと思っていないのに尿が出てしまう状態のことで、大きく分けて「腹圧性尿失禁」と「切迫性尿失禁」の2つのタイプがあります。

「腹圧性尿失禁」は、咳やくしゃみなどでお腹に力が入ったときに尿が漏れてしまうものです。産後や閉経後の女性に多いのが特徴で、原因は骨盤底の筋肉が弱まって、尿道を支える筋肉の力が低下するためです。治療法としては、腟および肛門を意識的に締める、緩めるという動作(骨盤底筋体操)を繰り返すことで骨盤底筋群を鍛えるという方法が中心になります。そのほかにも尿道を引き締めるはたらきがある薬を内服、手術の場合は尿道を吊り上げる方法(尿道スリング手術)などを行うこともあります。

「切迫性尿失禁」は、急に尿がしたくなり間に合わずに漏れてしまうものです。原因としては、神経疾患や骨盤底筋のゆるみなどが考えられます。薬による治療法としては、抗コリン剤によって膀胱の収縮を抑制することが行われます。近年、多くの種類の抗コリン剤が発売され、「切迫性尿失禁」に用いられています。「腹圧性尿失禁」の治療と同様、膀胱訓練や骨盤底筋運動という行動療法が行われることもあります。

過活動膀胱

近年、テレビなどでも多く取り上げられ耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実際に40歳以上の人の12.4%にこの症状があると言われています(日本排尿機能学会誌:2003年)。その当時の人口に当てはめて患者数は約810万人と推定されていました。女性の過活動膀胱有病率は、年齢と共に増加していきます。現在では高齢化率が高まっているため、計算上1000万人近い患者がいると推定されています。

急に我慢できないような尿意が起こる、トイレが近いといったことを主な症状とし、生活の質にも大きな影響を及ぼします。

過活動膀胱などの女性特有の排尿トラブルを起こす原因として、骨盤底筋のゆるみがあります。年齢的な筋肉の衰えもありますが、女性は特に妊娠・出産後に尿漏れに悩む人が多いそうです。妊娠や出産は女性の骨盤に大きな負担となるため、骨盤底筋にゆるみが生じます。そのため、過活動膀胱と骨盤底筋のゆるみを併発している方も多いといいます。

過活動膀胱になると医療機関では、一般的に最初に問診が行われます。このときに「過活動膀胱スクリーニング質問票」「過活動膀胱症状質問票(OABSS)」といったチェックシートが使われることが多くあります。「朝起きてから夜寝るまでの排尿回数」「我慢できずに尿漏れをしてしまった回数」など、普段の生活での排尿に関する質問項目が設定されています。 そのほか、腹部エコー検査、血液検査、尿検査なども行われます。

気になる症状があれば早めの検診を

排尿障害は、普段の食生活の改善や適度な運動で予防することができます。単なる排尿障害だと思っていたら別の重大な病気のサインということもあるので、日々、尿の量や色などを観察し、排尿に異常がないか気を配っておきましょう。

特に女性は妊娠・出産などを通して、排尿障害になりやすい傾向があります。少しでも気になる症状があるときは、早めに主治医や泌尿器科の診察を受けましょう。

更新日:2016年10月3日

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