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HIVウイルスって?ヘルペスウイルスとの関係性もある?

HIVウイルスって?ヘルペスウイルスとの関係性もある?

世界中で多くの死者を出しているAIDS。この病気は、「HIV」ウイルスに感染することで発症します。
「HIV」とは、「Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)」を指し、このウイルスがリンパ球やマクロファージ(ともに白血球の1種)に感染すると、免疫機能が低下し、さまざまな病気を発症するようになります。この病気の状態が「AIDS(Acquired Immuno-Dediciency Syndrome)」(後天性免疫不全症候群)です。

近年では、治療薬の開発が進み、早期に服薬治療を受ければ、免疫力を落とすことなく、通常の生活を送ることもできるようになってきています。しかし、いまだに深刻な感染症のひとつであることに変わりはなく、感染の予防は重大な課題となっています。

このHIVの主な感染経路には、「性的感染」「血液感染」「母子感染」が挙げられます。
「性的感染」で最も多いのは、性行為による感染です。「血液感染」は、輸血や注射器、医療現場での針刺し事故などから、感染者の血液が他者の血管中に侵入することにより起こります。「母子感染」は、母親がHIVに感染している場合、出産時の産道からの感染、母乳による感染、胎内感染が考えられます。

互いに影響しあうHIVウイルスとヘルペスウイルス

HIVウイルスへの感染と関係が深いといわれているのが、「単純ヘルペス2型」ウイルスです。

「単純ヘルペス2型」ウイルス(HSV-2)は性器ヘルペスの原因となるウイルスで、主に性交渉により感染し、極めて高い感染力を持っています。同じ「ヘルペス」ウイルスでも、帯状疱疹を発症させるウイルス(VZV)とは種類の異なるものです。

そして、HSV-2とHIVは互いに影響を与えあうことが分かっています。

HSV-2は、HIV感染者の60〜90%が感染しており、HSV-2に感染すると、HIVへの感染率も高くなります(WHO Herpes simplex virus Fact sheet N400 2015より)。これは、性器ヘルペスを発症していると、性器の炎症部分からHIVウイルスに感染しやすくなるため、と考えられます。

また反対に、HIVへの感染がHSV-2の発症の原因となることもあります。HIV感染したことによる免疫不全が原因で、性器ヘルペスの再発のサイクルが短くなり、頻繁に発症するようになります。

予防・早期発見に心がけましょう

HIV(エイズウイルス)、ヘルペスウイルスのどちらに感染していても、お互いに感染しやすくなってしまいます。HIVはコンドームなしの性行為で感染することが多いと言われています。そして、性器ヘルペスも主に性行為で感染します。セックスの相手の性器にできていたヘルペスだけでなく、口唇ヘルペスのウイルスがオーラルセックスなどで性器に感染し、性器ヘルペスを発症することもあります。

現在では、体の中にあるHIVを完全に取り除くことはできません。ただ、さまざまな治療薬の開発により、体内にいるHIVの増殖を抑え、免疫力を維持することは可能になっています。たとえ感染しても、適切な治療を継続して行えば、普通の生活を送ることもできるようになっています。ただし、これには、早期発見することが大切です。エイズ発症後では、治療はかなり難しくなります。HIVの検査は、全国の保健所で「匿名」「無料」で受けることができるので、少しでも疑いがあったら、検査を受けるようにしましょう。

更新日:2016年8月29日

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