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子供の心臓病、先天性心疾患とは?

先天性心疾患の代表的な病気

子供の心臓病といわれる先天性心疾患には、さまざまなものがあります。
日本で最も多く見られる心室中隔欠損症、次いで多い肺動脈狭窄、心房中隔欠損症のほか、ファロー四徴症、動脈管開存症、完全大血管転換症、単心室症などがあります。

心臓病といっても、先天性心疾患には特に治療の必要のない軽いもの、自然治癒するものもありますが、一方で、すぐに手術が必要なもの、治癒の難しい重症なものもあります。

先天性心疾患の症状

心室中隔欠損症

1000人に3人の割合で発生(日本小児外科学会ホームページより)する心室中隔欠損症は、そのうちの約半数は生後1年までに自然閉鎖することが知られています。
その症状は、軽いものから重いものまでさまざまですが、呼吸が荒い、ミルクや食事の量が減り体重が増えない、汗をかきやすい、といった症状が見られる場合は、早めに医師の診察を受ける必要があります。

心室中隔欠損症の治療は、通常は心臓カテーテル検査を行ってから根治手術を行います。症状の重い場合は1歳未満、比較的症状が軽い場合は2〜4歳以降で手術を行う施設が多いようです。

心房中隔欠損症では、心不全の症状が乳幼児期に現れることはほとんどなく、三歳児検診や小学校入学時の検診で発見されることがほとんどです。そのため、手術は4〜6歳で行われることが多く、肺高血圧、心不全を伴わない場合の手術危険率はほぼ0%といわれ(日本小児外科学会ホームページより)、開心術としては易しい手術です。

肺動脈弁狭窄

肺動脈弁狭窄は、右心室から肺に送られる血液が逆流するのを防ぐ弁の開きが悪い病気です。治療法としては、狭い弁を広げる「肺動脈弁形成術」があります。これは、カテーテルの先につけた風船を膨らませて行います。

また、弁そのものが小さい場合や、弁の上下に狭い部分がある場合は、手術での治療が必要となります。

ファロー四徴症

ファロー四徴症は、右心室の出口から肺動脈にかけて細く、心室の壁に大きな穴があり、右心室に負担がかかって壁が厚くなるという病気です。右心室の出口が極端に狭い赤ちゃんは、強く泣いたり、排便で息んだり、熱を出したときにチアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色である状態)がひどくなり急変することがあります。

単心室症

単心室症は、左右あるうちのどちらか一方の心室が十分に大きくならない病気です。手術は一度では終了せず、三度の段階的な手術が行われます。最初の段階で行う手術が大変複雑で難しい手術といわれています。

そのほかの症状の特徴については、下記URLも参照してみてください。

先天性心疾患が発症する時期

ここまでに、さまざまな先天性心疾患の症状や治療法をご紹介しましたが、それぞれの疾患は発症する時期が異なります。
重症な疾患ほど新生児期、乳児早期に発症し、左心低形成、右心低形成、重度大動脈狭窄、完全大血管転位といった疾患は生後すぐから発症します。
生後1ヵ月から2年ごろにかけて発症するものには、大きな心室中隔欠損、大きな動脈管開存、三心房心などがあります。

このように、子供の心臓病は生後しばらくしてから発症するものもあり、このようなときお父さん、お母さんの不安や動揺はとても大きいものです。しかし、子供の心臓病の診断と治療の技術は大きく進歩していて、多くの子供の心臓病の治療が可能となっています。
主治医の指示をしっかりと守り、あせらずにゆっくりと成長を見守ることが大切です。

更新日:2016年8月22日

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