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紅茶を飲んで心も体も健やかに!

万能薬から生活必需品へ――イギリスの紅茶文化
紅茶アガサ・クリスティやジェーン・オースティンから「ハリー・ポッター」まで。イギリスの文学作品には、必ずといっていいほど、紅茶を飲むシーンが繰り返し登場する。イギリス人の生活には欠くことができない紅茶だが、初めて輸入されたのは17世紀のこと。当時は、健康長寿をもたらす薬として、頭痛や食欲不振、不眠から健忘症や肺炎、下痢、風邪などさまざまな病気に効くと"誇大広告"されていたのである。

その後、王侯貴族たちがティーポットなどを使ってお茶会を開く習慣がファッションとして広がり、やがて18世紀初めには、バターつきパンと一緒に朝食で摂る習慣が確立した。労働階級まで幅広く紅茶を飲む習慣が広まるのは、産業革命による所得増大があった後である。

抗酸化物質が豊富であることを発見!
抗酸化作用基本的には嗜好品として飲まれる紅茶だが、実は、本当に健康によい物質が含まれていることがわかってきた。とくに最近注目を集めているのが抗酸化作用である。2001年に開かれた米国心臓学会議で、「紅茶は活性酸素を除去する抗酸化作用のあるフラボノイドが最も豊富な飲料のひとつであり、心筋梗塞の発症率を下げる」「血管を強くする」といった予防効果が相次いで発表された。また、研究によっては、1杯の紅茶が、特定の活性酸素に対してはにんにくやブロッコリー、にんじん、芽キャベツ1食分より高い抗酸化作用を発揮するとも言われている。

ちなみに、フラボノイドは、ポリフェノールの一種で、紅茶や緑茶のほか、りんごやたまねぎなどの食物中にある植物性成分。紅茶に含まれるのは、カテキン、テアルビジン、テアフラビンなどで、紅茶特有の色や風味の元にもなっている。

抗酸化作用を発揮する紅茶の飲み方とは?
食事といっしょに1日2〜3杯!ストレス社会の現代、抗酸化作用を持つ紅茶は、ぜひ毎日飲み続けていきたい飲料といえる。目安としては1日2〜3杯。ビタミンC、E、カロテン(ビタミンA)、主要ミネラルの一種であるセレンなども抗酸化物質であるが、これらを含む食品とともに摂取すると、より強い力を発揮するのだ。

野菜や果物、バターや牛乳、卵と一緒に紅茶を飲む習慣は、まさに健康を保つための、理にかなった食生活といえる。ただし、カロリーや糖分などが過剰摂取にならないように気をつけよう。

ほかにもこんなに紅茶のいいところ
抗酸化作用以外にも、紅茶にはさまざまな健康効果が認められる。以下、簡単に紹介しておこう。

抗菌作用・風邪予防
紅茶のフラボノイドは、食中毒菌の殺菌効果や、インフルエンザウイルスの感染力を失わせる作用といった、抗菌作用が強い。風邪の予防になるほか、喉が痛む風邪のときは紅茶でうがいをするという人もいる。

虫歯予防
お茶の葉には、他の植物と比べるとフッ素が多く含まれている。中でも紅茶が最も多い。そのため、紅茶のフッ素が歯のエナメル質を強くし虫歯を予防するとも言われる。ただし、虫歯菌自体に対する殺菌作用はそれほど強くない。

ストレス解消
イギリス文学には、動揺した登場人物を落ち着かせるために紅茶を入れるという描写も目立つ。ショックを受けたとき、落ち込んでいる人を慰めるとき、イギリス人たちは、まずお茶を飲んで一息入れる。日本人でも、お茶を一杯飲んでほっとしたという経験のある人は多いのではないだろうか。これは、カフェインの覚醒作用や体内活動を活発にする作用、あるいは香りが持つアロマテラピー効果などによるものだ。

カフェインとタンニン
紅茶には、約5%とコーヒーの約2倍ものカフェインが含まれる。カフェインには、覚醒作用や疲労回復、ストレス解消、新陳代謝を活発にするなどの効果が認められる。ただし、紅茶においては、アミノ酸の一種テアニンがカフェインの作用を抑制するうえ、湯の中でタンニンと結合して体内に取り込まれるため、コーヒーに比べると穏やかに作用する。そのため、覚醒効果よりも鎮静作用のほうが強くはたらくのだ。
タンニンは、紅茶の水色、香り、味に関わりを持ち、抗がん作用や生活習慣病予防、ボケ防止、抗酸化作用、解毒作用などの効果があるといわれている。

こうやって紅茶の持つ成分を調べてみると、17世紀の誇大広告も、完全には外れてはいなかったのではないだろうかと思えてくる。とはいえ、健康のために義務として飲むよりは、雰囲気を楽しみながら紅茶を味わうことそのものが、心と体によいのではないだろうか。

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