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老化?病気?若白髪はなぜ生える!?

「まだそんな年じゃないのに…」。白髪が目立ち始めるのは男性で30代前半、女性で30代後半頃といわれている。だからこそ、まだ若い10代、20代のうちに生えてくる白髪は気になるもの。突然、増えた場合はなおさらだ。老化のせい?それとも病気?謎多き若白髪の実態に迫ってみよう!

そもそも髪にはなぜ色がついているの?

髪の構造

髪は頭皮の下に埋まった「毛球部」という、いわば球根のような場所で生まれる。内部を見てみると、芯に「毛乳頭組織」があり、それを包むように髪の素となる「毛母細胞」が取り囲んでいるのがわかる。毛母細胞はケラチンというたんぱく質成分を内部にためこんで分裂を繰り返し、しだいに上へ上へと伸びていく。
髪に色をつけているのは、「毛母細胞」の間に割り込むようにして存在している「メラノサイト」だ。ここでつくられる色素が毛母細胞に取り込まれ、髪の毛になっていく過程で色が定着する。ところで、メラノサイトが色素をつくりだすときに、欠かせないのが「チロシナーゼ」。これは動植物や微生物など、自然界に広く分布している酸化酵素だ。

若いのに白髪ができるワケ

とはいえ、チロシナーゼは老化すると減少しやすい酵素。このため、年齢を重ねるにつれ、作り出される色素が減って髪の毛に色が定着しにくくなり、白髪が生まれてしまうというわけだ。だが、若くして白髪ができてしまうのは、いったいなぜなのだろう?考えられる理由はさまざまだ。

  • ●理由その1:遺伝
    白髪が目立つ時期には個人差がある。遺伝により、若くして白髪になる場合も。早ければ10代で出始める人もいる。
  • ●理由その2:ストレス
    過度なストレスは、自律神経、内分泌系、免疫系に悪影響を与える。当然、毛根にもダメージが。ストレスによる円形脱毛症が治る過程で、その部分に白髪が生えることもある。
  • ●理由その3:過激なダイエット
    ミネラルをはじめとする各種栄養素が不足すると、美しかった髪もパサパサの白髪に!やり過ぎには要注意だ。

突然の若白髪…病気も疑って

突然、若白髪が増えた場合、ときには深刻な自己免疫疾患などが背後に隠れていることがある。気になる場合は、すぐ専門医へ。

  • ●甲状腺疾患
    甲状腺におけるホルモンの産生および分泌に異常が起こる病気。
  • ●悪性貧血
    ビタミンB12の吸収障害による欠乏が原因となる貧血。
  • ●尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)
    別名、白なまず。皮膚の色素の一部が脱色するため、その部分の髪が白くなってしまう。
  • ●フォークト・小柳・原田病
    血液中のリンパ球が、自分の眼のぶどう膜や皮膚、髪の色素細胞を破壊する。

若白髪は治せる?

白髪を抜くと頭皮を痛めるのでやめておこう

最近は新たな研究により、若白髪も黒く生まれ変わる可能性が出てきた。例えば京都大学では、髪を発色させる「色素幹細胞」が、毛根部の「バルジ」と呼ばれる場所に存在することを発見。「バルジ部分の機能を解明すれば、白髪も黒髪に戻せるのでは」としている。
ただし、現時点では残念ながら、一度、白くなった髪は染めるしかない。抜くと、頭皮を痛める可能性があるのでやめておこう。また、あとから生えてきた白髪がピンと立って、かえって目立ちやすくなることも。

黒い髪を保つには、予防が一番!

若白髪を予防するには、なんといっても規則正しい生活を送り、ストレス解消をこころがけることが大切。積極的に摂取したい食品は、亜鉛や銅といったミネラルを含む、牡蠣やアーモンドなど。このほか、たんぱく質やビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEなど、美しい髪をつくる栄養素をまんべんなく摂るようにしよう。


■亜鉛を含む食品

牡蠣、牛肉、鶏肉、豚肉、卵、穀物

■銅を含む食品

アーモンド、牡蠣、納豆、エビ、ズワイガニ

更新日:2004年4月19日