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前向き思考で、すっきりケア「体臭」
そもそも「体臭」って一体何だ?

広辞苑によると体臭とは【皮膚の汗腺・皮脂腺の分泌物から生ずる一種の臭気】、国語辞典に至っては【からだのにおい】と素っ気ない。が、汗をかくこの季節、体臭を気にしないでいられる人は少ないのではないだろうか。特に潔癖症、臭い過敏症ともいえる現代では、気になる体臭。そこで、そもそも体臭とは何か、といった点から考えてみたい。

汗と体臭と、個性と

体臭は個性 体臭ができるメカニズムは、ほぼ解明されている。主なものは下表の通りで、つまり脂質の酸化が大きな原因といえる。でも、だが、しかし。体臭は人によって臭いの種類も違えば、臭う強さも違う。同じ脂質が酸化するなら、その中身が違うのは変だ!と感じる人もいるのではないだろうか。実は、この辺のことはまだ解明されきれていない。ただ、体臭が「HLA」という遺伝子に関係しており、個人差があることはわかっている。

ニンゲンが動物である以上、他の動物と同様にその個体を識別するもの、と捉えるのが妥当な線といえるのだろう。そう考えれば一般的に体臭が薄いといわれる日本人でも、人によって臭いがほとんどなかったり、あるいは体臭そのものが良い香りだという幸運な人がいる一方、臭いが強かったり、あるいは自分の体臭は悪臭だと思い込んで悩む人がいるのもうなずける。

ある識者の間では、「自分の体臭は悪臭で、人に嫌われるのではないか」といった不安や悩みを持つことこそが、現代の深刻な心の病のひとつだと言われているほど。当然だが、「ワキガ」も病気ではないのである。まずは自分の個性のひとつとして、体臭を前向きに捉えることから対処してみたい。
《体臭の発生源とその理由》
発生源 はたらき 体臭となる理由
皮脂腺 皮脂を分泌し、体の表面を守り、潤いを与える。 空気に触れることで酸化し、臭いが生じる。
汗腺
(エクリン腺)
汗を出すことで体温と水分を調整している。 汗そのものはほとんど臭いがない。ただ、上記の皮脂と混ざり合い、雑菌が繁殖するなどして臭いを発生させる。
汗腺
(アポクリン腺)
異性へのアピール!? 脇の下、乳輪、外陰部など限られた部分にのみあり、この腺から分泌される汗には脂肪、鉄分、尿素、アンモニアなどが含まれ、汗そのものが大なり小なり臭いがある。

実は「ニオイ」に恋してる!?

香水 面白い研究結果がある。未婚の女性に、男性の着たTシャツの臭いをかいでもらい、好き嫌いの関係を探ったところ、父親由来の臭いの遺伝子(HLA)を多く持つ男性に好意を持つ傾向があることがわかったというのだ。

これを推測していくと、女性は父親の、男性は母親の臭いと似ている異性を好むという仮説も成り立つ。また、特に脇の下の臭いは、思春期以降に出てくるため、フェロモンと関係しているといった説も根強くある。とかく否定されがちな存在だが、体臭はもしかしたら異性に好き嫌いを判定させる好材料なのかもしれない。

ちなみに、日本ではあまり発達してこなかったものに「香水」がある。体臭が日本人より強い欧米人は、体臭を隠すために香水を使う文化を発達させてきた、といった説がまことしやかに語られてきたが、これはまったくの俗説。体臭を気にしはじめた歴史より、香料を愛用しはじめた歴史のほうが圧倒的に古いのである。また、この香水を選ぶ際、最初はつい「香りが好き」といった基準で選びがちだが、香水は自分の体臭や体温と相まって香りを醸し出すもの。最初から体臭ありき、で発想し、選ぶのが正解なのだ。

かの女優、マリリン・モンローはシャネルNo.5をネグリジェにしていた、という話はあまりにも有名だが、これなどもモンローの体臭と組み合わされたとき、とても魅惑的な香りを放っただろうと考えられる。自分の体臭と体温。それらとの組み合わせで選ぶ香水。そんな視点で香水を楽しめば、体臭そのものが自分の魅力をいっそう引き出す要素となるのだ

ただし、こんな臭いにはご用心
体から発せられる臭いには個人差があり、臭いの強さもまた人それぞれ。では、あるが、ときに臭いの原因が病気にあることも。例えば、糖尿病になると甘い臭いがするようになり、甲状腺機能亢進症やパーキンソン氏病になると、皮脂腺が刺激され、独特の体臭がでるようになると言われる。また、口臭がひどい場合は内臓疾患の可能性も。こうしたことをしっかりセルフチェックするためにも、日頃の自分の体臭を知っておくことは大切なのだ。体臭がいつもと違う、変わってきた、ケアをいろいろしても臭いが軽減されない…こんなときは、一度専門医に相談してみよう。


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