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頭痛を放っておいてはいけません!<2>〜さまざまな頭痛と対策
群発頭痛とは?

どんな頭痛のことなのか?
転げまわるような痛さ いったん起こると連日のように続く地震のことを「群発地震」というが、それと似たような頻度で起こる頭痛のことを群発頭痛という。その特徴を以下にまとめてみると、
いったん起こると1〜2ヵ月の間、続く。1〜2年に1回の割合で出現する
1回の痛みが1〜2時間、1日に1〜数回続く。
片頭痛が女性に多いのに対し、20〜30歳代の男性に多いタイプの頭痛である(男性の発生率は女性の5倍とも言われる)
たいていは決まった側が痛む
転げまわるような痛さを感じる。とにかくじっとしていられない
涙や鼻汁が出たり、顔に汗をかいたりするが、痛みのある側にだけ出ることが多い

なぜ起こるのか?
「頭の中をかきまわされたように痛い」「目玉をえぐり取られるような痛み」というほど、とにかくすごい痛みを感じる、この群発頭痛。なぜ、起こるのか、その原因は実はいまだ不明である。
しかし、群発頭痛も片頭痛と同様に、「血管性頭痛」であり、脈拍に一致した痛みがあることは分かっている。とくに内頸動脈(目の後ろにあり、脳を養う太い血管)が腫れて痛むためだと考えられている。
片頭痛と異なるのは、群発頭痛の場合は顔面が赤くなったり目の結膜が充血したり、瞳孔の小さくなったりする点だ。

また、群発頭痛と間違われやすいのは、三叉神経痛である。三叉神経痛とは、顔面や後頭部でビリッとする一瞬の痛みを繰り返すものだが、群発頭痛とは有効な薬も異なるため、ちゃんとした診断を受けておくことが大切だ。特徴は、三叉神経痛はちょっとでも触ると激痛が走るが、群発頭痛は痛みをこらえるために頭をかきむしったりぶつけたりすることがある点だ。

頭痛が起こったら?
群発頭痛は、なぜ起こるのか、そのメカニズムが不明な部分が多いため、完全な治療は難しい。しかし、起こった時には、酸素吸入が効果的である。
酸素吸入による治療法
群発頭痛が起きてしまったら、早い段階で酸素を吸入するのが効果的。酸素を多く吸うと、頭部の動脈が収縮して痛みが和らぐ。
純度100%の酸素を毎分7リットル、約10〜15分吸入すること。いつどこで頭痛が起こるか分からない人は、携帯用の酸素缶も市販されているので常備したいが、1本には約5分間分の酸素しか入っていないので、1本では不十分だ。
酸素吸入

薬物療法

薬による治療では、主に血管収縮作用のあるものが使われる。例えば、酒石酸エルゴタミンを主成分とした、カフェルゴット、クリアミンAといった薬品である。ただし、発作が起こってからでは効果が乏しいため、頭痛が出そうな1時間くらい前に飲むのがいい(毎日頭痛の出る時間は、だいたい決まっていることが多い)。
また、2000年春から使用可能となったスマトリプタンという皮下注射は、群発頭痛の発作にかなり効き目がある。

予防薬としては、副腎皮質ホルモン、カルシウム拮抗薬、リチウム療法などが代表的。リチウム療法は躁うつ病の治療に用いられるが、群発頭痛にもかなり有効的。いずれも市販薬ではないので、医師の診察を受け、処方してもらうこと。

日常生活での注意
群発頭痛は、飲酒後によく発症すると言われている。しかし、本当に飲酒と群発頭痛が関連しているのかは、はっきりと分かっていない。

発作が起こっている時期が過ぎてしまえば、お酒を飲んでも頭痛になることはないが、それでも発作がかなり激しい痛みであることを思えば、なるべく節酒したほうが望ましい。

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