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睡眠のメカニズムを解明!

さまざまなストレスなどにより「眠れない」人が増えているのと同時に、夜遊びやゲームなどにより夜型人間が増えました。しかし、人は眠らなければ生きてはいけません。睡眠のメカニズムはどのようになっているのでしょうか。

11日間も眠らないと、どうなる?

現代社会は「不眠の時代」ともいわれます。それは、さまざまなストレスなどにより「眠れない」人が増えているのと同時に、夜遊びやゲームなどにより夜型人間が増え、「眠らない」人が増えているからです。
しかし、人は眠らなければ生きてはいけません。ギネスブックによれば、断眠の世界記録は西海岸サンディエゴに住む17歳の少年の264時間12分(約11日間)だそうです。断眠を始めて4日目からは精神的イライラが目立ち、白日夢が現れ、指の震えが起こって疲労感が強まっていたといいます。もちろん、彼の場合は特別であり、普通は毎日6〜8時間程度の睡眠が必要であります。
人はなぜ眠るのでしょうか。

人は脳のために眠る

4人に1人が「寝られないから、体がいつも疲れてる」と睡眠不足を感じている現代ですが、実は体のための睡眠は全体の5分の1だけで、そのほとんどが脳のための睡眠です。人間にとって大切なのは脳の睡眠になります。脳が十分休めていないと、心だけでなく体も十分休めたという満足感が得られません。脳の進化した生物ほど、レム睡眠とノンレム睡眠の役割も進化し、うまく脳を休ませているようです。

レム睡眠とノンレム睡眠とは?

睡眠とは何か、を科学的に解明するうえで欠かせないのが脳波です。この脳波の波形によってどんな眠りをしているのかがわかります。眠りの種類は大きく分けてレム睡眠、ノンレム睡眠と呼ばれる2つのものがあります。

レム睡眠のはたらき

Rapid Eye Movements(急速眼球運動)の頭文字をとってレム睡眠と呼ばれる睡眠は、脳波から見た脳の活動レベルは浅い眠り程度と判断されるのに、揺さぶりおこしても目が覚めにくく、実際には深く眠っているという特徴があります。
レム睡眠には、入眠後1時間30分ほどのノンレム睡眠の後に初めて現れ、その後ほぼ1時間30分間隔で一晩に4〜5回繰り返すという特徴があります。また、夢を見るのはこのレム睡眠の時だといわれています。
さらに、昼間見たり、聞いたり、触れたことを、一時的な記憶ではなく、長期的な記憶に固定する役割もあります。また、昼間の学習が多ければ、レム睡眠も増える事が確認されています。この世に登場したばかりで、覚えることがいっぱいの新生児は睡眠の約半分がレム睡眠です。

ノンレム睡眠のはたらき

レム睡眠の反対で、眠りに入った時の「うつらうつら」から始まり、「すやすや」「ぐっすり」「ぐったり」とした眠りのことです。心身ともに深い眠りに入っている状態になります。ノンレム睡眠の時期には脳波の周波数が遅くなるなど、大脳の活動レベルが低下し、脳の休息に役立っています。眠くてどうしようもないときにほんの10分〜20分眠るだけでもスッキリとするのは、このノンレム睡眠のはたらきによるものです。
睡眠時にはノンレム睡眠とレム睡眠がワンセットになって一晩に4〜5回このサイクルが繰り返されますが、朝が近づくにつれてノンレム睡眠が浅くなります。


参考文献:「ぐっすり眠れる快眠ハンドブック」大熊輝雄著 ナツメ社
「ぐっすり眠れる快眠学」児玉浩徳著 PHP

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