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ひざの痛みのセルフケア(1)
ひざの痛みはなぜ起きる?改善に関わるビタミンとは?

五反田西口クリニック院長・長屋憲先生

年齢を重ねると多くの人が悩まされる、ひざの痛み。「ちょっと痛いかも」という程度であっても、寒さが厳しくなっていくこの時期は、痛みを感じやすくなる。痛みへの対処法や、自分でできるオススメの予防法について、ひざの痛みを訴える多くの患者さんを診られてきた五反田西口クリニック院長・長屋憲先生にお話を伺った。

ひざの痛みは早めの対処が大切!

――ひざの痛みは、なぜ起きるのでしょうか?

主な原因として、まずは加齢が挙げられます。年をとると、関節の動きに関連する筋力が低下する、バランス能力が衰える、関節の軟骨がすり減るといったことなどが起きます。これらによって、ひざに負担がかかりやすくなり、やがて痛みが生じるようになります。

――痛みを放っておくと、どうなりますか?

ひざに痛みを感じると、歩くことや階段の上り下りを避けるようになりがちです。そうすると、使われなくなった筋肉はさらに衰えてしまいます。それに、運動不足になって体重が増えると、やはりひざへの負担が大きくなります。ひざに痛みを感じ始めたら、そのまま放っておくのではなく、早めに対処することが大切です。

痛みの急性期は冷やす! 慢性期は温める!

――ひざの痛みを感じ始めたときの対処法には、どのようなものがあるでしょうか?

原因や痛む段階によって、対処法は異なります。たとえば急性期の痛みであれば、冷やすのが効果的です。野球のピッチャーは、投げ終えた後に氷などで肩を冷やすアイシングをしています。これは、冷やすと血管が収縮して、血漿(けっしょう)という血液の成分が外に出ることで筋肉痛が起きるのを防ぐために行われます。ひざの痛みも同じ原理で、痛みを感じ始めたその日は、まず冷やすことが勧められます。

――何日も続くような、慢性的なひざの痛みの対処法はいかがでしょうか?

慢性的な痛みは、反対に温めるようにしてください。温めると血行が良くなり、痛みを発生させる体内物質が排出されやすくなります。どれくらいの強さの刺激を受けると痛みを感じるようになるのかという範囲を閾値(いきち)と呼びますが、温めることでこの閾値を上げる、つまり痛みを感じにくくする働きも期待できます。ただし、痛みが続くような場合は、リウマチや痛風など他の原因も考えられるため整形外科などで医師に相談しましょう。

神経機能の維持にはビタミンB1、B6、B12

――毎日の食事で気をつけることはありますか?

体重が増えるとそれだけひざにかかる負担が大きくなるので、食べすぎないように気をつけましょう。肥満の方は、減量をこころがけてください。痛みは神経の働きとの関わりが大きいので、神経機能や神経細胞を正常に保つことも大切です。具体的な栄養素として挙げられるのは、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12などです。すでに痛みがあるような場合には特にしっかりと摂ることが必要です。ひざの痛みを改善させるために、これらを含む医薬品を利用するのもよいでしょう。

ひざの痛みの改善に関わる主な栄養素

  • ●ビタミンB1
    神経の働きを支えるのに欠かせない栄養素。白米やパン、麺類などの炭水化物が分解されてできるブドウ糖を、神経細胞のエネルギーに変える。豚肉やウナギなどに多く含まれる。
  • ●ビタミンB6
    ある神経から、ほかの神経や臓器へと情報を伝える「神経伝達物質」の生成に関わる栄養素。不足すると、神経機能に支障を及ぼす恐れがある。サンマや牛レバーなどに多く含まれる。
  • ●ビタミンB12
    神経細胞の修復に関わる栄養素。神経細胞を構成する神経線維が、部分的に壊れたのを修復するのに役立つ。牛レバーやシジミなどに多く含まれる。

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