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治療・糖尿病性神経障害が進行してしまったら…

糖尿病治療は、まずは血糖コントロールから

糖尿病治療の原則は、なんと言っても血糖をコントロールすること。血糖値が高いと合併症が起こりやすいため、血糖はなるべく正常に近い値になるように注意を払う。具体的には、空腹時血糖値は110mg/dL以下、食後2時間値は180mg/dL以下、ヘモグロビンA1Cは6.5%以下を目標とする。
ほかにも、肥満や高血圧、高脂血症などメタボリック・シンドロームに該当するような人はこれらの治療も同時に行い、動脈硬化の予防に対する対策も必要だ。

糖尿病性神経障害が進行してしまったら…

栄養バランスのとれた食事や適度な運動を心がけよう

仮に糖尿病が進行し、「糖尿病性神経障害」などの合併症を併発したとしても、軽いうちなら食事療法や運動療法で克服が可能だ。自分に必要な1日の総エネルギー量を守り、栄養バランスのとれた食事や適度な運動を心がけよう。
しかし、「糖尿病性神経障害」が進行している場合、血糖コントロールや生活習慣の改善に加え、神経障害の症状をやわらげるための薬物療法が必要となってくる。
治療薬には、神経障害の原因物質とされる「ソルビトール」がつくられるのを抑える「アルドース還元酵素阻害薬」のほか、痛みをやわらげる鎮痛薬や、自律神経障害によって起こる下痢や便秘の症状をやわらげるための整腸薬などが処方されることになる。

板倉先生よりワンポイントアドバイス

糖尿病患者さんが日常生活で気をつけること

糖尿病になってしまったら、血糖値が低すぎず、高すぎず、ちょうど良い範囲以内に落ちつくように、食事や運動などを心がけていることが必要です。空腹時だけでなく、食後の血糖値が高いままになっていては良くありません。神経障害などの合併症が起こってからでは、それ以上悪化させないための注意とともに、細菌感染や外傷に対する注意も怠らないようにしましょう。糖尿病患者さんは傷の回復力も低下しやすいので、ケガをしないような注意も必要です。

要注意!日常生活におけるキケンから足を守ろう

ほかにも、「糖尿病性神経障害」の患者では足の感覚が失われている人が多いため、日常生活を送る上で注意することは多い。下記の点などに配慮して、足の症状が悪化しないよう注意を払おう。

CHECK!こんな人は「糖尿病性神経障害」に要注意!

  • ●ケガ、ヤケドに注意
    化膿する恐れがあるので、常に足の状態をチェック
  • ●深爪はNG!
    深爪をすると化膿する場合もあるので、爪はできればヤスリで手入れを
  • ●水虫は治療を
    水虫を放置すると化膿のもとに。通気性の良い靴を選び、足の清潔を心がけよう
  • ●ウオノメ・タコの自己処理はNG
    自分で削るとケガや化膿のもと。主治医に処置してもらおう

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