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生活スタイルを守る、在宅酸素療法とは?

自宅で自分らしい生活を送るために

COPDの治療を続けても、次第に肺に酸素を取り込むことが難しくなり、血液に酸素が行き届かなくなる低酸素血症が起こってくる。室内での通常の呼吸で動脈血酸素分圧が55mmHg以下や、動脈血酸素分圧が60mmHg以下になった場合には、歩行や運動時、睡眠時に顕著な低酸素状態になることがあるため、人工的に酸素を肺に取り込む在宅酸素療法が導入される。

また、COPDは介護保険の第2号被保険者に適用される特定疾患に指定されているため、65歳以上の人はもちろん40歳以上の被保険者であれば、介護保険を使うことも可能だ。1985年に保険適用となったこの療法は、自分で管理ができたり、介護者がいるなどの条件があるものの、自宅にいながらにして受けられるというのが、大きなメリットだ。

こんなときは…医師の指示を受けよう

  • (1)熱があるとき
  • (2)いつもより息切れがひどいとき
  • (3)せきの回数が増えたとき
  • (4)たんが増えたり、切れにくい、色が変わったなど
  • (5)たんに血が混ざったとき
  • (6)くるぶしやひざの下の硬いところを押して、いつもより大きくへこんだとき(むくみ)
  • (7)1〜2日の短期間で急に体重が増えたとき
  • (8)いつもよりお腹のハリが気になるとき
  • (9)安静にしていても脈が早くなっていると感じるとき
  • (10)眠気や頭痛があり、いつもより落ち着かないとき
  • (11)食欲がないとき
  • (12)尿が急に出なくなったとき
  • (13)急に胸が痛くなったとき

目立たない在宅酸素療法機器が人気!

在宅酸素療法は、鼻に通したカニューラという細いチューブを通して、酸素を送り続けることで、低下した呼吸機能を補う。チューブから酸素が供給されると聞くと何やら大掛かりな気がするが、最近では仕事や趣味を持ちながら、在宅で治療を行う人も増えており、ニーズに合わせてさまざまな在宅酸素療法機器が開発されている。

自宅では、高濃度の酸素をつくる酸素濃縮器を使い、外出時はチューブがめがねのフレームに沿って固定されているものや、外出時に持ち運びできるものを利用するなど、用途に合わせて選べるようになってきた。

在宅酸素療法機器

知っておきたい!在宅酸素は火気厳禁

在宅酸素は酸素濃縮器を使うため、機器によっても異なるが、その周囲2〜3mは火気厳禁だ。同じ室内では石油ストーブも使わないように気をつけよう。当然ながら、在宅酸素をしながらのタバコなんてもってのほかだ。実際に引火して火事を起こしたケースもある。

さらに進行すると…「在宅人工呼吸器」の併用・導入へ

COPDは、さまざまな治療法によって、症状の進行をゆるやかにすることが可能だが、根本的な治療方法はない。そのため在宅酸素療法を行っても酸素が不足し、血液中の二酸化炭素濃度が上昇してしまう場合には、在宅人工呼吸療法が導入される。最近では鼻だけを被う小型で軽量なマスクをつけるNIPPV療法(マスク式陽圧人工呼吸)も登場しているため、利用者が増えているという。

COPDが進行し、こうした段階になると、呼吸不全によって睡眠が妨げられることが多くなる。しかし、このような状況を在宅酸素療法だけで改善することは難しい。そのため、日中は在宅酸素療法、夜間は在宅人工呼吸器というように、双方の利点をうまく活かしながら併用するケースも増加しているという。

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