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目指せ、快眠!…睡眠薬はどう使う?

見出し快眠の決め手!ノンレム睡眠

健康成人の睡眠パターン
健康成人の睡眠パターン
睡眠には2種類あるのをご存知だろうか。体は眠っているのに脳が起きている状態のレム睡眠(Rapid Eye Movement:REM)と、脳が眠っている状態のノンレム睡眠(Non-Rapid Eye Movement:Non-REM)だ。さらにノンレム睡眠にも深い時期と浅い時期がある。
一般的には入眠してから最初のレム睡眠出現までは60〜120分。その後ノンレム睡眠とレム睡眠をおよそ90分周期で繰り返している。

夢を見るのはレム睡眠のとき。レム睡眠は睡眠中枢のはたらきで全身の筋肉を緩め、外部の昼夜リズムに合わせて運動器を休めるための睡眠。その一方、脳は活発に動き、交感神経も緊張している。レム睡眠中には脳の記憶から情報がランダムに呼び出され、頭の中で合成されて瞬間瞬間にできている映像を見ている状態が「夢」であると考えられている。
かたやノンレム睡眠は、主に脳を休ませるための睡眠。ノンレム睡眠中は骨格筋の緊張は目覚めているときよりも低下するが、レム睡眠時のように完全に弛緩することはない。ノンレム睡眠の深さは睡眠の質とも関係しており、熟睡感に影響すると考えられている。

睡眠障害があると、しばしば正しい睡眠パターンで眠ることができず、心身を休めることができない。特に深いノンレム睡眠状態を得にくく、そのため日中にしばしば眠気に襲われることがある。

見出しもっと知りたい!睡眠薬のこと

睡眠薬日本ではまだまだなじみの薄い「睡眠薬」。「大量に飲むと死んでしまうのでは?」「強い依存性があるのでは?」など心配する声も聞かれる。だが、ご心配なく。最近では依存性や耐性を克服した睡眠薬が開発されている。
確かに昔使われていたバルビツール酸系と呼ばれる睡眠薬は効果が強く、一方で依存性などの問題も見られたが、現在ではバルビツール酸系、非バルビツール酸系(バルビツール酸系を改良したもの)の睡眠薬は手術前の麻酔など、特殊な場合を除いてほとんど使われることはなくなった。変わって今日広く使われているものがベンゾジアゼピン系やこれをさらに進化させた非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬。脳の中で作用する部位や構造式がバルビツール酸系のものとはまったく異なり、医師の指示に従えば安全性が高く、依存性も少ないのでやめられなくなるという心配はまずない。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬(非ベンゾジアゼピン系も含む)は薬の作用時間によって4つに分類されており、睡眠障害のタイプによってこれらの薬が使い分けられる。

睡眠薬の種類
  分類 一般名 販売名 主な副作用
ベンゾジアゼピン系
(耐性や依存症を生じにくい安全な薬剤)
超短時間型 トリアゾラム ハルシオン 眠気、疲労感
夜のんだ薬の効果が翌朝まで持ち越されることがある。

筋肉の弛緩
睡眠薬には筋肉の緊張を緩める効果があるので、転倒などの危険がある高齢者には弛緩作用の少ない睡眠薬が処方される。

記憶障害
超短期作用型、短期作用型の睡眠薬を大量にのんだり、アルコールと一緒に服用すると起きることも。睡眠薬が排泄された後は正常にもどる。


※何か副作用があれば、すぐに医師に相談を
短時間型 ブロチゾラム レンドルミン
エチゾラム デパス
ロルメタゼパム エバミール
塩酸リルマザホン リスミー
中間型 ニトラゼパム ベンザリン、
ネルボン
ニメタゼパム エリミン
エスタゾラム ユーロジン
フルニトラゼパム ロヒプノール、
サイレース
長時間型 塩酸フルラゼパム ベノジール、
ダルメート
ハロキサゾラム ソメリン
クアゼパム ドラール
非ベンゾジアゼピン系
(ベンゾジアゼピン系薬剤に比べ、より自然な睡眠を誘導する薬剤として開発された薬剤)
  ゾルピデム マイスリー ベンゾジアゼピン系の副作用をより軽減させるために開発された。

※何か副作用があれば、すぐに医師に相談を
ゾピクロン アモバン

睡眠薬は医師の指示通り正しく服用することが大切。服用する際にはこんなことに気をつけよう。
寝る直前に服用する 医師の指示した以外の薬と一緒に服用しない
アルコールと一緒に服用するのは厳禁! 自分勝手な判断で量を加減したり中止したりしない
服用時は車などの運転はしない 他の人にあげたりしない

見出しいい眠りを手に入れるためには…?

体にとって必要な睡眠時間は人それぞれ。一概に何時間眠ればいいとは必ずしも言えないもの。日中スッキリと活動できれば、それがその人にとって快適な睡眠状況なのだ。
もし寝つきが悪い、昼間極度の眠気に襲われる、夜中に何度も目が覚めるなどの睡眠障害の症状が疑われるようなら、医師による適切な治療を受けるとともに、以下の快眠のためのアドバイスを心がけてみてはいかがだろう。早速今夜から、あなたにとっての快眠を目指してほしい。

1 睡眠時間は人それぞれ。日中の眠気で困らなければ十分
・睡眠の長い人、短い人、季節でも変化する。「8時間」にこだわらなくてもOK
・歳をとるに従い必要な睡眠時間は短くなる
2 刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法を
・就床4時間前からのカフェイン(コーヒーなど)の摂取は避け、就床1時間前からの喫煙も避ける
・軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、香り、筋弛緩トレーニング
3 眠たくなってから床に就く。就床時刻にはこだわり過ぎない
・眠ろうという意気込みが頭をさえさせ、寝つきを悪くする
4 同じ時刻に毎日起床
・早寝早起きでなく、早起きが早寝に通じる
・日曜に遅くまで床で過ごすと、月曜の朝がつらくなる
5 光の利用でよい睡眠
・目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をスイッチオン
・夜は明るすぎない照明を
6 規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
・朝食は心と体の目覚めに重要。夜食はごく軽く
・運動習慣は熟睡を促進
7 昼寝をするなら、15時前の20〜30分
・長い昼寝はかえってぼんやりのもと
・夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響
8 眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝早起きに
・寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る
9 睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
・背景に睡眠の病気。専門治療が必要
10 十分眠っても日中の眠気が強いときは専門医に
・長時間眠っても日中の眠気で仕事・学業に支障がある場合は専門医に相談
・車の運転に注意
11 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
・睡眠薬代わりの寝酒は、深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因となる
12 睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全
・一定時刻に服用し、就床
・アルコールとの併用をしない
参考:厚生労働省 精神・神経疾患研究委託費 睡眠障害の診断・治療ガイドライン作成とその実証的研究班、平成13年度研究報告書より

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