鍋は楽しみ&健康の王様です。具体的に、症状(目的)別・おすすめの鍋をご紹介します。お困りのあなたは鍋を食べるときに意識してみましょう。
症状別・おすすめ鍋
症状 |
おすすめ鍋 |
ポイント |
高血圧 |
海鮮鍋 |
エビ・カニ・ホタテ・タコ・イカなどに含まれるタウリンがコレステロール値を下げ、血圧を一定に保ちます。ただし、食べすぎには注意しましょう。 |
貧血、疲れ目 |
柳川鍋 |
どじょうの鉄分は、ほうれん草より多いです。まるごと食べてカルシウムも摂りましょう。コレステロール値の調整のため、繊維の豊富なゴボウを入れるといいでしょう。 |
冷え性 |
キムチ鍋 |
キムチは汁ごといただきましょう。スライスしたニンニクを入れるとアリシン成分のはたらきで、さらに血行が良くなります。 |
風邪ぎみ |
ほうとう鍋 |
カボチャの豊富なカロチンにより、のど・胃の粘膜を守り風邪を予防します。里芋などの根菜類は体の中で温かさが持続します。薬味にとうがらしを入れ、さらに温かさがアップします。 |
鍋との付き合い方
いくら鍋が冬ナンバー1の健康食でも、食べ方には気をつけて。より良い鍋とのお付き合いを考えましょう。
- ●食べ過ぎてしまう!
鍋は、そのおいしさから食べ過ぎてしまうことも多くなります。特に気を付けたいのが、最後のうどんや雑炊。もしお腹がいっぱいなら、何も無理して食べきることはありません。栄養豊富なスープはそのままとっておき、うどんも雑炊も翌朝にまわします。朝が待ち遠しくなるはず。
- ●食べ過ぎてしまった!
もう食べてしまった場合、まずはゆっくり休んで、できるだけエネルギーを消化に傾けましょう。足の三里(あしさんり)や合谷(ごうこく)など、胃のツボを刺激して、消化を促進します。
- ●塩分が気になる
特にすき焼きなどは塩分が多く、高血圧が心配になります。ナトリウムの排出に効くカリウムを含む食品も摂ります。贅沢三昧コースならデザートにメロンを。倹約コースなら海草サラダなどを足しましょう。できれば、すき焼きより、水炊きなどの鍋にするとより良いでしょう。
- ●買い物はコンビニしか行けない
コンソメ仕立ての洋風鍋で、肉はウインナーやコンビーフ、魚はシーチキン、野菜はミックスベジタブルでもおいしくなります。あるいはサバ缶などをベースにしたカット野菜での「ちゃんこ」などもいいでしょう。
- ●ダイエット中!
しゃぶしゃぶタイプの鍋がおすすめです。あえて肉を使わず、レタスやワカメ、もやしなどの野菜しゃぶしゃぶも良いでしょう。必要な栄養も摂れ、満腹感も得られるのでスープも一緒に楽しみましょう。