「ビタミンCが風邪に効く」という説を唱えたのは、ノーベル賞を2度受賞したライナス・ポーリング博士です。1970年(昭和45年)に「ビタミンCと風邪」という本を出し、国際的な議論を巻き起こしました。
ポーリング博士は、1日5〜10gという大量のビタミンCを摂取すれば風邪を予防出来、かかってからも進行を食い止めることが出来ると主張しました。
その後、この説を検証するために二重盲検法(医者も患者もそれが本物か偽物か分からないようにして効果を見る臨床試験)が幾つか行われました。それらの予防効果はともかく、治療面ではある程度の効果が期待出来るというものでした。
ビタミンCは、体の新陳代謝には欠かせない栄養素ですから、不足していればもちろん風邪にかかりやすくなります。ただ、風邪の予防治療薬としての有効性については、それほど多くは期待出来ないといったところが実情のようです。
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