1年後に再検査を受けることで大丈夫でしょう
人間ドックで腫瘍マーカーが異常高値に出ると心配になりますね。
NSEは小細胞肺がんで高くなってくる腫瘍マーカーで、基準値が10以下とされますので、47と高値が出て心配されるのは当然でしょう。
幸いに胸部CTやレントゲンの検査で異常なし、とのことで良かったですね。
肺がんの診断には、NSEの検査よりも、CTやレントゲンの方が優れているとされます。
そのため、他の病院で診断を受けた際に、胸部CTやレントゲンの検査を繰り返さず、その検査で異常がなかったので、問題なしとされたのだと考えられます。
NSEの検査は、偽陽性率が5%とされます。
たまたま偽陽性に出てしまった可能性が高いので、1年後に再検査を受けられることで大丈夫と思います。
この機会にタバコは吸わないこと、他人の喫煙の煙も吸わない様に注意していくと、将来の肺がんの発症リスクは下がるでしょう。
ご回答いただいた
板倉弘重 先生
ドクターご活躍の場所 | 日本動脈硬化学会 名誉会員 日本ポリフェノール学会 理事長 日本栄養・食糧学会 名誉会員 日本臨床栄養学会 理事長 国立健康・栄養研究所臨床栄養部長 ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授 |
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ご専門 | 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医 |
ご経歴 | 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。 カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。 2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。 日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。 2006年「瑞宝双光章」受賞。 2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。 2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。 芝浦スリーワンクリニック名誉院長 |
所属団体 | 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長 |
先生からの一言 | 楽しく健康になりましょう。 |
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