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ワコビタール坐剤50

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ワコビタール坐剤50
主成分 フェノバルビタールナトリウム
分類名称 催眠鎮静剤、抗不安剤
剤形 白色~帯黄白色の紡錘形の坐剤、長さ約23.6mm
商品画像
製薬会社 高田製薬株式会社
効能 中枢神経に対し抑制作用をあらわし、鎮静、催眠、抗てんかん作用を示します。
通常、小児で薬の服用が困難な場合の催眠、不安・緊張状態の鎮静、熱性けいれん・てんかんのけいれん発作の改善に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。急性間欠性ポルフィリン症がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、小児は1日体重あたり主成分として4~7mg/kgを直腸内に挿入しますが、症状や目的に応じて適宜増減されます。本剤は1個中に主成分として50mgを含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 持続使用を指示されている場合で、使い忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を使用してください。ただし、次に使う時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気が起きたり、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、この薬を使用中の子供の行動には十分注意してください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は薬の作用を弱めることがありますので、摂取しないよう注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、軟便、肛門部痛、尿失禁、発疹、黄疸、眠気、ふらつき、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、紅斑(赤い発疹)、眼充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症(剥脱性皮膚炎)]
  • 発疹、発熱、リンパ節の腫れ [過敏症症候群]
  • この薬の使用を中止しようとしても止められずに使用を続ける [依存性]
  • のどの痛み、鼻血、歯ぐきの出血 [顆粒球減少、血小板減少]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて冷蔵庫で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 催眠鎮静剤、抗不安剤
    同じ成分の薬を探す フェノバルビタールナトリウム
    同じ製薬会社の薬を探す 高田製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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