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コセンティクス皮下注75mgシリンジ

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 コセンティクス皮下注75mgシリンジ
主成分 セクキヌマブ(遺伝子組換え)
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 注射剤
商品画像
製薬会社 マルホ株式会社
効能 乾癬や強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎の症状を引き起こす原因の一つであるインターロイキン(IL)-17Aに作用し、症状を改善します。
通常、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。天然ゴム(ラテックス)アレルギーがある。感染症または感染症の疑い、活動性結核または結核の既往、炎症性腸疾患、生ワクチンの接種予定がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬:通常、6歳以上の小児は体重50kg未満の場合は1回1本(主成分として75mg)を、初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下に注射し、以降、4週間の間隔で皮下に注射します。体重50kg以上の場合は1回2本(150mg)を初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下に注射し、以降、4週間の間隔で皮下に注射します。通常、成人は1回4本(300mg)を、初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下に注射し、以降、4週間の間隔で皮下に注射します。体重60kg以下の場合は1回2本(150mg)の場合があります。必ず指示された注射量、注射方法に従ってください。
    強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎:通常、成人は1回2本(主成分として150mg)を、初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下に注射し、以降、4週間の間隔で皮下に注射します。必ず指示された注射量、注射方法に従ってください。
  • 使用者(患者)が希望した場合には、本人が一定の基準を満たしていることを担当の医師が確認した後自己投与(自己注射)を行うことができます。
  • 効果をみながら長期間使用する場合があります。
  • 1回にシリンジの全量を使用してください。
  • 室温に戻してから使用してください。
  • 注射する部位は上腕部の外側、へその周りから5cmを避けた腹部、大腿(だいたい)部(太もも)です。注射部位は毎回変えて(前回の注射部位から少なくとも3cm離れた部位に)注射してください。
  • 皮膚が敏感な部位、皮膚に痛み、傷、赤み、かさつき、傷痕がある部位、硬くなっている部位には注射しないでください。
  • 皮下注射をした場所はもまないようにしてください。
  • 注射し忘れた場合は、注射予定日から5日以内の場合は、気がついた時点で注射をしてください。6日間以上過ぎている場合は、医師に連絡し指示に従ってください。2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は医師や薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、注射するのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • かぜなどの感染症にかかりやすくなるため、手洗いやうがいを行い、規則正しい生活を心がけてください。
  • 副作用 主な副作用として、上咽頭炎、上気道感染、鼻炎、咽頭炎、副鼻腔炎、扁桃炎、カンジダ症、蕁麻疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、かぜのような症状、からだがだるい [重篤な感染症]
  • 発熱、蕁麻疹、口唇周囲のはれ [過敏症反応]
  • 発熱、のどの痛み [好中球数減少]
  • 腹痛、慢性下痢、便に粘液や血液が混じる [炎症性腸疾患]
  • 全身皮膚の発赤、皮膚がはがれ落ちる、発熱 [紅皮症(剥脱性皮膚炎)]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光を避けて、2~8℃で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • この薬を使用中は生ワクチン(風疹、おたふくかぜワクチンなど)の接種により感染のおそれがありますので、生ワクチンは接種できません。予防接種を希望する際には、必ず医師にこの薬を使用中であることを告げて相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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