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クリースビータ皮下注20mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 クリースビータ皮下注20mg
主成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 注射剤
商品画像
製薬会社 協和発酵キリン株式会社
効能 体内のリンを調節するFGF23というホルモンと結合し、その過剰な作用をさまたげることで血中リン濃度を上昇させます。
通常、FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害もしくは末期腎不全がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は4週に1回、小児は2週に1回皮下に注射します。
  • 効果を見ながら長期間使用します。
  • 自己注射は、前もって医療機関でトレーニングを受け、患者さんご自身またはご家族が確実に使用できることを確認してから、実施可能となります。危険性や対処法について、十分に理解できるまで説明を受けてください。また、薬の保管方法、使用済みの注射器の廃棄やバイアルの回収方法など、ご自宅での管理方法についても十分に理解できるまで説明を受けてください。
  • 詳しい使用方法は「自己注射ガイドブック」を参照してください。医師や薬剤師の説明を十分に聞き、わからないところがあれば、必ず医師や薬剤師に相談してください。
  • 注射前には冷蔵庫から取り出し、室温に戻してください。
  • 注射部位は腹部、上腕部(二の腕)、大腿部(太もも)または臀部(おしり)です。注射部位は毎回場所を変えて、前回の注射部位から3cm以上離れた、傷や硬くなっているところ、ほくろやできものがないところに注射します。
  • 注射部位1箇所あたりの最大使用液量は1.5mLです。
  • この薬は、1回限りの使用とし、使用後の残液は使用しないでください。
  • 注射するのを忘れたり、予定日に注射できなかった場合は、医師に相談してください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使用を中止したり、量を加減したりせず、医師の指示に従ってください。
  • 生活上の注意
  • 適正なリン濃度を維持するため定期的に血清リン濃度を測定する必要があります。
  • 副作用 主な副作用として、注射部位の症状(発疹、かゆみ、痛み)、筋肉の痛み、足の不快感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 該当する記載事項はありません。

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 自己注射が続けられないと感じた場合は、すぐに医師に相談してください。
  • 箱に入れたまま、光と凍結を避けて、冷蔵庫(2~8℃)で、乳幼児、小児の手の届かないところに保管してください。
  • 薬が残った場合、処分の方法について薬局や医療機関に相談してください。絶対に他の人に渡してはいけません。
  • 使用済みの針および注射器などについては、医療機関の指示どおりに廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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