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ゾルトファイ配合注 フレックスタッチ

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ゾルトファイ配合注 フレックスタッチ
主成分 インスリンデグルデク(遺伝子組換え)、リラグルチド(遺伝子組換え)
分類名称 糖尿病用剤
剤形 無色澄明な注射剤
商品画像
製薬会社 ノボノルディスクファーマ株式会社
効能 骨格筋および脂肪細胞における糖の取り込みを促進し、肝臓におけるグルコース産生を阻害することにより血糖値を下げます。また、膵臓にはたらきかけ、血糖値が高くなると、インスリンの分泌を促して血糖値を下げます。
通常、インスリン療法が適応となる2型糖尿病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。低血糖症状、1型糖尿病、糖尿病胃不全麻痺や炎症性腸疾患などの胃腸障害がある。腹部の手術を受けたことがある。腸閉塞、膵炎の既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は使用開始時に1日1回10ドーズを皮下注射します。注射量は状態に応じて適宜増減されますが、1日に50ドーズを超えることはありません。注射時刻は原則として毎日一定とします。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 1本のフレックスタッチを他の人と共用しないでください。
  • 注射は腹部、大腿、上腕に行い、同じ部位に注射を行う場合は、その中で前回の注射箇所から2~3cm離してください。
  • 注射を開始する前に添付されている取扱説明書を必ず読んでください。
  • 注射をし忘れた場合は、気づいた時点ですぐに注射してください。その次は8時間以上あけてから注射し、その後は通常の注射時刻に注射してください。絶対に2日分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は、すぐに医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、注射を止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 低血糖症状を起こすおそれがあります。高所作業や自動車の運転など危険を伴う作業に従事するときには、十分に注意してください。低血糖についての注意は家族やまわりの方にも知らせておいてください。低血糖症状があらわれた場合、糖質を含む食品をとってください。α-グルコシダーゼ阻害剤(糖分の吸収を遅らせる薬)と同時に使用中の方は、ブドウ糖をとるようにしてください。
  • 急性膵炎があらわれることがあります。嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛などがあらわれた場合には、使用を中止し、速やかに医師の診断を受けてください。
  • 肝機能障害(疲れやすい、吐き気、食欲不振など)があらわれた場合には、直ちに医師に連絡してください。
  • 甲状腺関連の症状(くびに触れると硬いしこりがあるなど)があらわれた場合には、この薬を処方した医師に相談し、専門医の受診について指示を受けてください。
  • 副作用 主な副作用として、便秘が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下 [低血糖]
  • 全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、冷や汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる [アナフィラキシーショック]
  • 強い腹痛、背中の痛み、お腹が張る、吐き気、嘔吐、体重が減る、喉が渇く、尿量が増える、皮膚が黄色くなる、油っぽい下痢が出る [膵炎]
  • 便やおならが出にくい、吐き気、嘔吐、お腹が張る、腹痛 [腸閉塞]
  • 発熱、寒気、白目が黄色くなる、右上腹部の痛み、上腹部が張った感じ、嘔吐、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、体がかゆくなる [胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光を避けて保管してください。
  • 使用開始前は、凍結を避けて、冷蔵庫など(2~8℃)で保管してください。
  • 使用開始後は、室温(30℃以下)にキャップなどにより光を避けて保管し、3週間以内に使用してください。ただし、25℃以下で保管した場合は、4週間以内に使用してください。冷蔵庫に保管することも可能ですが、凍結を避けて、4週間以内に使用してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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