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デュロキセチンカプセル30mg「三笠」[各疾患にともなう疼痛]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 デュロキセチンカプセル30mg「三笠」[各疾患にともなう疼痛]
主成分 デュロキセチン塩酸塩
分類名称 精神神経用剤
剤形 淡黄白色/微黄白色の不透明なカプセル剤、重量約0.24g
商品画像
製薬会社 三笠製薬株式会社
効能 中枢神経系の痛みを抑制する経路に作用し、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、痛みを和らげます。
通常、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、慢性腰痛症や変形性関節症にともなう疼痛の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害、閉塞隅角緑内障がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 糖尿病性神経障害にともなう疼痛:通常、成人は1日1回朝食後にデュロキセチンとして20mgから服用を開始し、1週間以上服用継続した後に、1日40mgに増量されます。症状により、40mgを1週間以上服用継続した後に効果不十分の場合は、1日60mgまで増量されることがあります。
    線維筋痛症、慢性腰痛症、変形性関節症にともなう疼痛:通常、成人は1日1回朝食後にデュロキセチンとして20mgから服用を開始し、1週間以上服用継続した後に1日40mgに増量され、さらに40mgを1週間以上服用継続した後に1日60mgまで増量されます。
    本剤は1カプセル中にデュロキセチンとして30mgを含有する製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐ飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に薬を中止すると不都合な症状があらわれることがあります。
  • 生活上の注意
  • 眠気、めまいなどが起こることがありますので、自動車の運転や危険をともなう機械を操作する際は十分注意してください。また、これらの症状を自覚した場合は、自動車の運転や危険をともなう機械の操作は避けてください。
  • アルコールにより薬の作用や副作用が強まることがあります。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は、セロトニン作用が増強されるおそれがありますので、注意してください。
  • 不安になる、いらいらする、あせる、興奮しやすい、発作的にパニック状態になる、眠れない、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来す、敵意を持つ、攻撃的になる、衝動的に行動する、じっとしていることができない、異常に気分の高揚した状態が持続するなどの症状があらわれることがあります。また、死にたいと思ったり、死のうとするなどの症状があらわれることがあります。これらの症状があらわれた場合は、医師に相談してください。
  • 高齢の方は、めまいなどにより転倒することがありますので、注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、傾眠、口渇、頭痛、便秘、下痢、めまい、腹部痛、不眠、倦怠感、食欲減退、嘔吐、体重増加、腹部不快感、発疹、かゆみ、じんましん、接触性皮膚炎、光線過敏反応(日光による過度の日焼け、かゆみ、色素沈着)、血管浮腫、皮膚血管炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不安、興奮、発汗 [セロトニン症候群]
  • むくみのない短期間での体重増加、けいれん、意識障害 [抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]
  • 倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、肝炎、黄疸]
  • 高熱、水ぶくれ、眼や口など粘膜のただれ [皮膚粘膜眼症候群]
  • 呼吸困難(息苦しい)、けいれん、じんましん [アナフィラキシー反応]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • [ご家族の方へ]患者さんに自殺念慮、攻撃性などの行動の変化やうつ病、うつ状態があらわれた場合には、医師と緊密に連絡を取り合ってください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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