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リバスチグミンテープ13.5mg「久光」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 リバスチグミンテープ13.5mg「久光」
主成分 リバスチグミン
分類名称 その他の中枢神経系用薬
剤形 淡桃色~褐色の貼付剤、47.5mm×47.5mm
商品画像
製薬会社 久光製薬株式会社
効能 脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの分解酵素の働きを抑えることにより脳内アセチルコリン量を増加させ、神経の情報伝達を促進することで、記憶障害(物忘れ)、見当識障害(時間や場所の認識の問題)、判断ができにくくなるなどの認知症の症状進行を遅らせます。
通常、アルツハイマー型認知症の症状の進行抑制に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。洞不全症候群、洞房ブロック、房室ブロック、心筋梗塞、弁膜症、心筋症などの心疾患、電解質異常(低カリウム血症など)、QT延長、QT延長の既往歴または家族歴がある。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、尿路閉塞、てんかんなどの痙攣性疾患、気管支喘息、閉塞性肺疾患、パーキンソン病、パーキンソン症候群、肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は1日1回4.5mgテープから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgテープを使用します。また、状態によって1日1回9mgから開始し、4週後に18mgに増量する場合もあります。背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に1回につき1枚のみ貼付し、24時間毎に貼り替えてください。本剤は1テープ中に主成分13.5mgを含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 一度に貼れる枚数は1枚のみです。一度に2枚以上を貼らないでください。
  • 貼り替える時には、まず前回貼ったテープをはがしてから、新しいテープを貼ってください。
  • 貼り替える時には、前回とは異なる場所に貼ってください。
  • 傷や皮膚病のある場所は避けてください。
  • 清潔で乾燥した体毛が少ない、密着した衣服を着用してもこすれにくい場所に貼ってください。
  • 入浴後に貼る場合には、十分に水分をふきとって、乾いてから貼ってください。
  • テープは毎日、新しいものに貼り替えてください。
  • 貼る時には、テープがしっかりとくっつくまで手のひらで押えてください。
  • テープが剥がれた場合は、その時点で新しいテープに貼り替え、翌日より通常通りの時期に貼り替えてください。
  • このテープは切って使うことはできません。
  • テープを扱った後は、手を眼に触れず、手を洗ってください。
  • 医療従事者または介護者の管理のもとで使用してください。
  • 貼り忘れた場合は気がついた時にできるだけ早く貼ってください。以後は医師から指示されたスケジュールにしたがって、使用してください。絶対に2回分を一度に使ってはいけません。
  • 誤って多く貼った場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、貼るのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • めまい、眠気などが起こることがありますので、自動車の運転や機械の操作は避けてください。
  • 体重減少が認められることがありますので、体重の変化に注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、紅斑(皮膚のかぶれ、発赤)、かゆみ、皮膚炎、腫れ、吐き気、嘔吐、食欲減退などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 胸の痛み、冷汗、めまい [狭心症、心筋梗塞、徐脈、房室ブロック、洞不全症候群、QT延長]
  • 頭痛、嘔吐、突然筋肉が硬くなり体が突っ張る [脳血管発作、痙攣発作]
  • 嘔吐、みぞおちの痛み、黒色便 [食道破裂を伴う重度の嘔吐、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃腸出血]
  • 食欲不振、からだがだるい、吐き気 [肝炎]
  • 気を失う [失神]
  • 存在しない物が見え・聞こえる、感情や声が激しく高ぶった状態、錯覚や幻覚を伴う軽い意識障害 [幻覚、激越、せん妄、錯乱]
  • 過呼吸、意識障害、手指のふるえ [脱水]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 剥がしたテープは、接着面を内側にして折り込み、乳幼児、小児の手および目の届かないところに廃棄してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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