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トアラセット配合錠「ケミファ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 トアラセット配合錠「ケミファ」
主成分 トラマドール塩酸塩、アセトアミノフェン
分類名称 解熱鎮痛消炎剤
剤形 淡黄色の錠剤、長径15.5mm、短径6.3mm、厚さ5.4mm
商品画像
製薬会社 日本ケミファ株式会社
効能 中枢神経系に作用し、鎮痛作用を示します。
通常、非オピオイド鎮痛剤で治療困難な非がん性慢性疼痛、抜歯後の疼痛の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。12歳未満の小児である。アルコール多量常飲者である。アルコール・睡眠剤・鎮痛剤・オピオイド鎮痛剤または向精神薬による急性中毒、モノアミン酸化酵素阻害剤を服用中止後14日以内である。ナルメフェン塩酸塩を服用中止後1週間以内である。治療により十分な管理がされていないてんかん、消化性潰瘍、血液の異常、肝障害、腎障害、心機能不全がある。アスピリン喘息またはその既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 非がん性慢性疼痛:通常、成人は1回1錠を1日4回服用します。服用間隔は4時間以上空けてください。なお、症状に応じて適宜増減されますが、1回2錠、1日8錠を超えません。空腹時の服用は避けてください。
    抜歯後の疼痛:通常、成人は1回2錠を服用します。なお、追加服用する場合には、服用間隔を4時間以上空け、1回2錠、1日8錠を超えません。空腹時の服用は避けてください。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分飲んでください。ただし、次の服用は4時間以上空けて飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、めまい、意識消失が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。意識消失により自動車事故を起こした例も報告されています。
  • 飲酒により薬の作用が強くあらわれるため、呼吸抑制が起こることがあります。使用中の飲酒は避けるよう十分注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、嘔吐、傾眠、便秘、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息苦しい、蕁麻疹、意識がもうろうとする [ショック、アナフィラキシー]
  • けいれん [痙攣]
  • 意識がうすれる、考えがまとまらない、判断力が低下する [意識消失]
  • この薬の使用を中止しようとしてもやめられずに使用を続けたくなる [依存性]
  • 高熱(38℃以上)、眼の充血、口や唇のただれ、顔や全身が赤くなる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症]
  • 咳嗽、呼吸困難、発熱 [間質性肺炎]
  • 発熱、発疹、関節の痛み [間質性腎炎、急性腎障害]
  • 発作的な息切れ、喘鳴(ヒューヒュー音) [喘息発作の誘発]
  • 食欲不振、全身倦怠感、吐き気 [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • のどの痛み、発熱 [顆粒球減少症]
  • 呼吸が浅く速くなり、呼吸をしにくい [呼吸抑制]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄する場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 解熱鎮痛消炎剤
    同じ成分の薬を探す トラマドール塩酸塩、アセトアミノフェン
    同じ製薬会社の薬を探す 日本ケミファ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳1,38915~19歳2,319
    20~24歳7,51320~24歳12,051
    25~29歳16,64525~29歳16,777
    30~34歳34,86430~34歳29,293
    35~39歳58,34435~39歳51,499
    40~44歳91,25240~44歳78,027
    45~49歳147,83545~49歳149,302
    50~54歳174,81750~54歳178,903
    55~59歳200,71355~59歳200,025
    60~64歳204,28260~64歳199,855
    65~69歳241,49165~69歳255,116
    70~74歳260,45070~74歳271,150
    75~79歳283,52775~79歳370,189
    80~84歳202,78580~84歳371,972
    85~89歳117,43785~89歳270,626
    90歳以上41,74590歳以上124,634