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イブランスカプセル25mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 イブランスカプセル25mg
主成分 パルボシクリブ
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 赤褐色/灰色のカプセル剤、長径14.3mm、短径5.3mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 抗悪性腫瘍剤と呼ばれるグループに属する薬で、サイクリン依存性キナーゼ4および6(CDK4/6)を阻害することにより、細胞周期の進行を停止させ、腫瘍の増殖を抑えます。
通常、手術不能または再発乳癌の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。間質性肺疾患またはその既往歴、肝機能障害がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 内分泌療法剤との併用において、通常、成人は1回5カプセル(主成分として125mg)を1日1回食後に3週間連続で服用し、その後1週間休薬します。これを1サイクルとして服用を繰り返します。状態により適宜減量されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、その薬は飲まずにとばして、翌日にいつも服用している時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 骨髄抑制があらわれることがありますので、この薬の使用前および使用中は定期的に血液検査が行われます。
  • 間質性肺疾患があらわれることがありますので、この薬の使用にあたっては初期症状(呼吸困難、から咳、発熱など)の確認および胸部X線検査などが行われます。症状があらわれた場合には、ただちに医師または薬剤師に連絡してください。また、必要に応じて、胸部CT検査、血液検査などが行われることがあります。
  • 妊娠可能な女性およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は、この薬を使用している間および使用終了から一定期間は適切な避妊をするようにしてください。
  • グレープフルーツジュースは、この薬の作用を強めることがありますので、避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は、この薬の作用を弱めることがありますので、避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、脱毛症、吐き気、口内炎、疲労、発疹、下痢、感染症(尿路感染、上気道感染、口腔ヘルペス、歯肉炎、上咽頭炎など)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血、発熱、出血・青あざ [骨髄抑制]
  • 息切れ、息苦しい、から咳、発熱 [間質性肺疾患]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の腫瘍用薬
    同じ成分の薬を探す パルボシクリブ
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳1,982
    30~34歳030~34歳9,453
    35~39歳035~39歳22,713
    40~44歳040~44歳69,840
    45~49歳045~49歳138,173
    50~54歳1,15550~54歳188,145
    55~59歳1,09255~59歳205,474
    60~64歳1,36560~64歳233,605
    65~69歳1,45265~69歳324,632
    70~74歳1,79270~74歳291,889
    75~79歳075~79歳183,791
    80~84歳1,73680~84歳74,843
    85~89歳085~89歳22,040
    90歳以上090歳以上3,678