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ホリナート錠25mg「NK」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ホリナート錠25mg「NK」
主成分 ホリナートカルシウム水和物
分類名称 解毒剤
剤形 淡黄白色の錠剤、直径7.0mm、厚さ2.8mm
商品画像
製薬会社 日本化薬株式会社
効能 還元型葉酸製剤です。この薬自体には抗がん効果はありませんが、抗がん剤のテガフール・ウラシル配合剤といっしょに服用することにより、テガフール・ウラシル配合剤の抗がん効果を高め(ホリナート・テガフール・ウラシル療法)、がん(腫瘍)を小さくすることで症状が軽くなることが期待できます。
通常、結腸・直腸がんに用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制(白血球数などが少ない)、下痢、感染症、心疾患または既往、消化管潰瘍または出血、耐糖能異常、水痘(みずぼうそう)がある、腎障害、肝障害または既往がある、放射線治療中、前に抗がん剤による治療を受けていた。テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(フッ化ピリミジン系の薬)を服用中または7日以内に服用していた。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1錠(ホリナートとして25mg)を1日3回(約8時間ごとに)本剤とテガフール・ウラシル配合剤を同時に食事の前後1時間を避けて、28日間(4週間)連続で服用し、その後7日間(1週間)服用を休みます。これを1クールとして繰り返します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(フッ化ピリミジン系の薬)と絶対に一緒に飲んではいけません。また、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤を中止して7日以内はこの薬を飲んではいけません。
  • 飲み忘れた場合は、次の服用時間に1回分服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 重篤な下痢がおこり、致命的な経過をたどることがあります。激しい腹痛、下痢などの症状があらわれた場合には、ただちに使用を中止し、受診してください。
  • 劇症肝炎、重篤な骨髄抑制がおこり、致命的な経過をたどることがありますので、使用中は定期的に肝機能検査、血液検査などが行われます。
  • 体の抵抗力が弱まり、かぜなどの感染症にかかりやすくなることがあります。人ごみを避けたり、外出後は手洗いやうがいなどをしたり、感染症にかからないように気をつけてください。
  • 出血しやすくなることがあります。鼻血、歯ぐきの出血、青あざなどの症状に気をつけてください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳をしないことが望ましいとされていますので、必ず医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、口内炎、便秘、味覚異常、倦怠感、色素沈着、発疹、かゆみ、発熱、腹痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血症状、発熱、出血傾向、疲れやすい、赤褐色尿 [骨髄抑制、溶血性貧血などの血液障害]
  • 食欲不振、全身倦怠感、吐き気、嘔吐、黄疸 [劇症肝炎などの重篤な肝障害]
  • 腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、食欲不振 [重篤な腸炎]
  • ふらつき、物忘れ、しゃべりにくい [白質脳症を含む精神神経障害]
  • 臭いがわからなくなる [嗅覚脱失]
  • 発熱、から咳、呼吸困難、頭痛、全身倦怠感 [間質性肺炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 解毒剤
    同じ成分の薬を探す ホリナートカルシウム水和物
    同じ製薬会社の薬を探す 日本化薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳035~39歳0
    40~44歳040~44歳0
    45~49歳045~49歳0
    50~54歳050~54歳0
    55~59歳1,40455~59歳0
    60~64歳1,40760~64歳0
    65~69歳1,85765~69歳1,824
    70~74歳4,12470~74歳2,878
    75~79歳4,13675~79歳2,522
    80~84歳1,91980~84歳0
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0