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アリピプラゾールOD錠24mg「杏林」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 アリピプラゾールOD錠24mg「杏林」
主成分 アリピプラゾール
分類名称 精神神経用剤
剤形 白色の錠剤、直径10.0mm、厚さ4.5mm
商品画像
製薬会社 株式会社陽進堂
効能 脳内の神経伝達物質であるドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善させます。また、抑えることのできない感情の高まりや行動などの症状を改善します。
通常、統合失調症の治療、双極性障害における躁症状の改善に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病またはその既往歴や家族歴がある、肝障害、心・血管疾患、低血圧、てんかんなどの痙攣性疾患またはその既往歴がある、自殺を図ったまたは思いめぐらせている。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 統合失調症:通常、成人は1日主成分として6~12mgを1~2回に分けて服用を開始し、維持用量として1日6~24mgを1~2回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mgを超えないこととします。
    双極性障害における躁症状の改善:通常、成人は1回主成分として12~24mgを1日1回服用します。開始用量は1錠(主成分として24mg)とし、年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mgを超えないこととします。
    本剤は1錠中に主成分24mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬は水と一緒でなくても飲めるタイプの薬です。舌の上でだ液を含ませ軽くつぶしてから、だ液と一緒に飲んでください。普通の薬と同じように、コップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲むこともできます。
  • 寝たままの状態では水なしで飲まないでください。
  • 飲み忘れた場合は、気が付いた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は忘れた分は飲まないで、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、注意力、集中力、反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。
  • アルコール(飲酒)は薬の作用を強めることがありますので、注意してください。
  • 生活の破たんなどの社会的に不利な結果を招くにもかかわらず賭博(ギャンブル)を繰り返す、病的な性欲の亢進、過剰で無計画な買い物を繰り返す、暴食をするなど、衝動が抑えられない症状(衝動制御障害)があらわれることがあります。これらの症状があらわれた場合は、医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、不眠、神経過敏、不安、傾眠、じっとしていることができない、手足の震え、よだれが出る、体重増加などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 筋肉のこわばり、嚥下困難、頻脈 [悪性症候群]
  • 口の周囲などの不随意運動 [遅発性ジスキネジア]
  • 食欲不振、吐き気・嘔吐、著しい便秘 [麻痺性イレウス]
  • 呼吸困難、じんましん、全身のかゆみを伴った発赤 [アナフィラキシー]
  • 手足の筋肉の痛み、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • [ご家族の方へ]患者さんに衝動制御障害(病的な賭博、病的な性欲亢進、過剰で無計画な買い物、暴食などの衝動的な行動を起こすこと)があらわれることがありますので、患者さんの言動に注意していただき、このような症状があらわれた場合は、医師に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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