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オランザピンOD錠10mg「JG」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 オランザピンOD錠10mg「JG」
主成分 オランザピン
分類名称 精神神経用剤
剤形 白色の錠剤、直径8.0mm、厚さ3.7mm
商品画像
製薬会社 日本ジェネリック株式会社
効能 脳内のドパミン受容体やセロトニン受容体を遮断し神経伝達のバランスを整えることにより、気分の高揚をしずめ落ち着かせるとともに、憂うつな気持ち、不安・緊張を和らげます。
通常、統合失調症、双極性障害における躁症状およびうつ症状の改善に用いられます。
その他、シスプラチンなどの抗悪性腫瘍剤の使用に伴う消化器症状(吐き気、嘔吐)に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病または糖尿病の既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 統合失調症:通常、成人は1回主成分として5~10mgを1日1回服用から開始され、維持量として1回1錠(主成分として10mg)を1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日2錠(20mg)を超えることはありません。
    双極性障害における躁症状の改善:通常、成人は1回1錠(主成分として10mg)を1日1回の服用から開始されます。年齢・症状により適宜増減されますが、1日2錠(20mg)を超えることはありません。
    双極性障害におけるうつ症状の改善:通常、成人は1回主成分として5mgを1日1回就寝前の服用から開始され、その後1回1錠(主成分として10mg)に増量されます。年齢・症状により適宜増減されますが、1日2錠(20mg)を超えることはありません。
    抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)使用に伴う消化器症状(吐き気、嘔吐):他の制吐剤との併用において、通常、成人は1回主成分として5mgを1日1回服用します。状態により適宜増量されますが、1日1錠(10mg)を超えることはありません。
    本剤は1錠中に主成分を10mg含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 唾液のみで服用が可能です。舌で軽く押しつぶすようにして、唾液と一緒に飲み込んでください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服用時間が近いときは忘れた分を飲まないで、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力の低下などがあらわれることがありますので、高所作業、車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないでください。
  • アルコールや喫煙により薬の作用が強くあらわれることがありますので、避けてください。
  • 体重が増加することがありますので、体重が増加し始めた場合には、食事内容を改善したり、運動をするなどしてください。
  • 副作用 主な副作用として、体重増加、傾眠、不眠、便秘、食欲亢進、口渇などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 口渇、多飲、頻尿 [高血糖、糖尿病性ケアシドーシス、糖尿病性昏睡]
  • 脱力感、倦怠感、冷汗 [低血糖]
  • 急激な発熱、筋肉のこわばり、頻脈 [悪性症候群]
  • 手足の筋肉の痛み、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]
  • のどの痛み、頭痛、高熱が出る [無顆粒球症、白血球減少]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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