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フィコンパ錠4mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 フィコンパ錠4mg
主成分 ペランパネル水和物
分類名称 抗てんかん剤
剤形 赤色の錠剤、直径8.1mm、厚さ4.2mm
商品画像
製薬会社 エーザイ株式会社
効能 脳内の神経の過剰な興奮をしずめて、てんかん発作を抑えます。
通常、てんかん患者の発作〔部分発作(二次性全般化発作を含む)、または他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法〕に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 部分発作(二次性全般化発作を含む
    [単剤療法]通常、成人および4歳以上の小児は1日1回ペランパネルとして2mgを、寝る前の服用より開始し、その後2週間以上の間をあけて2mgずつ服用量を増やし、1日1回4~8mgで維持用量とします。なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減しますが、1日最高8mgまでです。
    [併用療法]通常、成人および12歳以上の小児は1日1回ペランパネルとして2mgを、寝る前の服用より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ服用量を増やします。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgです。なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減しますが、1日最高12mgまでです。
    通常、4歳以上12歳未満の小児は1日1回ペランパネルとして2mgを、寝る前の服用より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ服用量を増やします。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgです。なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減しますが、1日最高12mgまでです。
    強直間代発作
    [併用療法]通常、成人および12歳以上の小児は1日1回ペランパネルとして2mgを、寝る前の服用より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ服用量を増やします。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgです。なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減しますが、1日最高12mgまでです。
    本剤は1錠中にペランパネル4mgを含有します。いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。
  • もし飲み忘れてしまった場合には、次の日の就寝前に服用してください。翌日からまた続けて就寝前に毎日服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来たす、周囲に暴言を吐いたり暴力をふるう、器物を破壊する、敵意をもつ、不安、死にたいという気持ちになるなどの 症状があらわれたら直ちに医師に相談してださい。
  • めまい、眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う操作は避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ含有食品などは、本剤の血中濃度が低下する可能性があります。
  • アルコールは、精神運動機能の低下が増強することがあります。
  • 副作用 主な副作用として、浮動性めまい、傾眠、発疹、かゆみ、易刺激性などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来たす [易刺激性]
  • 周囲に暴言を吐いたり暴力をふるう、器物を破壊する・敵意をもつ [攻撃性]
  • 実際には存在しないものを存在するかのように感じる [幻覚]
  • 根拠が無いのに、あり得ないことを考えてしまう [妄想]
  • 軽度の意識混濁 [せん妄]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 【ご家族の方へ】この薬の使用で、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来たす、周囲に暴言を吐いたり暴力をふるう、器物を破壊する、敵意をもつ、不安、実際には存在しないものを存在するかのように感じる、根拠が無いのに、あり得ないことを考えてしまう、軽度の意識混濁、死にたいという気持ちになるなどの症状があらわれる可能性について、医師から十分に理解できるまで説明を受けてください。患者さんの状態に変化がみられた場合には、医師に連絡してください。患者さんご自身も気分に変化があったと感じた場合には、ご家族などの方にも伝えるようにしてください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳1,5450~4歳0
    5~9歳12,4465~9歳9,486
    10~14歳58,89810~14歳54,857
    15~19歳161,41115~19歳101,540
    20~24歳193,49920~24歳120,610
    25~29歳168,99625~29歳110,832
    30~34歳142,94230~34歳129,369
    35~39歳141,94835~39歳116,053
    40~44歳158,33440~44歳130,227
    45~49歳156,56945~49歳130,091
    50~54歳117,78150~54歳94,261
    55~59歳95,65155~59歳67,442
    60~64歳71,78460~64歳53,038
    65~69歳65,41465~69歳53,701
    70~74歳41,07170~74歳32,011
    75~79歳35,12975~79歳24,504
    80~84歳21,95980~84歳18,436
    85~89歳9,58785~89歳11,869
    90歳以上2,56790歳以上4,311