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フィコンパ錠2mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 フィコンパ錠2mg
主成分 ペランパネル水和物
分類名称 抗てんかん剤
剤形 橙色の錠剤、直径6.6mm、厚さ3.1mm
商品画像
製薬会社 エーザイ株式会社
効能 脳内の神経の過剰な興奮をしずめて、てんかん発作を抑えます。
通常、てんかん患者の発作〔部分発作(二次性全般化発作を含む)または他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法〕に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 部分発作(二次性全般化発作を含む)
    [単剤療法]通常、成人および4歳以上の小児は1日1回ペランパネルとして2mgを、寝る前の服用より開始し、その後2週間以上の間をあけて2mgずつ服用量を増やし、1日1回4~8mgで維持用量とします。なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減しますが、1日最高8mgまでです。
    [併用療法]通常、成人および12歳以上の小児は1日1回ペランパネルとして2mgを、寝る前の服用より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ服用量を増やします。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgです。なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減しますが、1日最高12mgまでです。
    通常、4歳以上12歳未満の小児は1日1回ペランパネルとして2mgを、寝る前の服用より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ服用量を増やします。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgです。なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減しますが、1日最高12mgまでです。
    強直間代発作
    [併用療法]通常、成人および12歳以上の小児は1日1回ペランパネルとして2mgを、寝る前の服用より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ服用量を増やします。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgです。なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減しますが、1日最高12mgまでです。
    本剤は1錠中にペランパネル2mgを含有します。いずれの場合も必ず指示された服用方法に従ってください。
  • もし飲み忘れてしまった場合には、次の日の就寝前に服用してください。翌日からまた続けて就寝前に毎日服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来たす、周囲に暴言を吐いたり暴力をふるう、器物を破壊する、敵意をもつ、不安、死にたいという気持ちになるなどの症状があらわれたら直ちに医師に相談してください。
  • めまい、眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う操作は避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ含有食品などは、本剤の血中濃度が低下する可能性があります。
  • アルコールは、精神運動機能の低下が増強することがあります。
  • 副作用 主な副作用として、浮動性めまい、傾眠、発疹、かゆみ、易刺激性などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来たす [易刺激性]
  • 周囲に暴言を吐いたり暴力をふるう、器物を破壊する・敵意をもつ [攻撃性]
  • 実際には存在しないものを存在するかのように感じる [幻覚]
  • 根拠が無いのに、あり得ないことを考えてしまう [妄想]
  • 軽度の意識混濁 [せん妄]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 【ご家族の方へ】この薬の使用で、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来たす、周囲に暴言を吐いたり暴力をふるう、器物を破壊する、敵意をもつ、不安、実際には存在しないものを存在するかのように感じる、根拠が無いのに、あり得ないことを考えてしまう、軽度の意識混濁、死にたいという気持ちになるなどの症状があらわれる可能性について、医師から十分に理解できるまで説明を受けてください。患者さんの状態に変化がみられた場合には、医師に連絡してください。患者さんご自身も気分に変化があったと感じた場合には、ご家族などの方にも伝えるようにしてください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳25,8770~4歳25,909
    5~9歳86,4465~9歳85,599
    10~14歳285,60210~14歳228,958
    15~19歳430,45915~19歳327,230
    20~24歳385,06120~24歳312,854
    25~29歳340,68225~29歳292,367
    30~34歳295,25030~34歳286,292
    35~39歳287,25035~39歳281,123
    40~44歳310,50040~44歳280,087
    45~49歳295,79345~49歳299,383
    50~54歳201,28450~54歳192,588
    55~59歳195,21955~59歳153,090
    60~64歳141,57760~64歳129,557
    65~69歳168,38365~69歳142,373
    70~74歳142,07070~74歳115,504
    75~79歳114,70275~79歳102,451
    80~84歳73,66180~84歳84,203
    85~89歳42,07985~89歳59,831
    90歳以上11,93390歳以上34,720