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ボリコナゾール錠200mg「タカタ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ボリコナゾール錠200mg「タカタ」
主成分 ボリコナゾール
分類名称 主としてカビに作用するもの
剤形 白色の錠剤、長径約13.6mm、短径約6.8mm、厚さ約6.5mm
商品画像
製薬会社 高田製薬株式会社
効能 真菌(カビの一種)の細胞膜成分の構成成分であるエルゴステロールの合成を阻害することにより、抗真菌作用を示します。
通常、重症・難治性の真菌感染症(アスペルギルス症、カンジダ症、クリプトコックス症など)の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能が低下している、不整脈があるおよび不整脈を発現しやすい状態にある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 成人(体重40kg以上):通常、初日に1回主成分として300mgを1日2回、2日目以降は1回150mgまたは200mgを1日2回食間に服用しますが、状態に応じて、または効果不十分の場合には増量されることがあります。初日服用量の上限は1回2錠(400mg)を1日2回まで、2日目以降の服用量の上限は1回300mgを1日2回までです。
    成人(体重40kg未満):通常、初日に1回主成分として150mgを1日2回、2日目以降は1回100mgを1日2回食間に服用しますが、状態に応じて、または効果不十分の場合には2日目以降、1回150mgを1日2回まで増量されることがあります。
    小児(2歳以上12歳未満および12歳以上で体重50kg未満):通常、ボリコナゾール注射剤が使用された後、1回9mg/kgを1日2回食間に服用します。状態に応じて、または効果不十分の場合には1mg/kgずつ増量されますが、忍容性が不十分の場合には1mg/kgずつ減量されることがあります〔最大服用量として1回350mgを服用した場合は1回50mgずつ減量されます〕。ただし、服用量の上限は、1回350mgを1日2回までです。
    小児(12歳以上で体重50kg以上):通常、ボリコナゾール注射剤が使用された後、1回1錠(主成分として200mg)を1日2回食間に服用します。状態に応じて、または効果不十分の場合には1回300mgを1日2回まで増量されます。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常に服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 目がかすむ、ものが見えにくい、まぶしく見えるなどの症状があらわれ、服用中止後も症状が持続することがあります。服用中および服用中止後もこれらの症状が回復するまでは、車の運転などの危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 光線過敏性反応(光にあたった部分が赤くなる、かゆみが出るなど)があらわれることがありますので、服用中は長袖の衣服、帽子などの着用により日光の照射をさけ、日焼け止め効果の高いサンスクリーンの使用により紫外線の照射を避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズワート)を含む食品などは、薬の作用に影響を与える可能性がありますので、取らないでください。
  • 副作用 主な副作用として、羞明(まぶしく見える)、視覚障害、吐き気、嘔吐、頭痛、霧視(目がかすむ)、食欲不振、不眠などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 顔色が青白くなる、息苦しい、意識がなくなる [ショック、アナフィラキシー]
  • 皮膚が赤くなり水ぶくれになる、体がだるい、発熱 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • 体がだるい・食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝障害]
  • 胸が痛い、動悸、脈が乱れる [心電図QT延長、心室頻拍、心室細動、不整脈、完全房室ブロック]
  • 体がだるい、呼吸困難、全身のむくみ [心不全]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主としてカビに作用するもの
    同じ成分の薬を探す ボリコナゾール
    同じ製薬会社の薬を探す 高田製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳1,12635~39歳0
    40~44歳1,42140~44歳0
    45~49歳2,89645~49歳1,312
    50~54歳050~54歳0
    55~59歳1,90455~59歳0
    60~64歳3,01260~64歳1,291
    65~69歳2,13365~69歳2,501
    70~74歳5,53770~74歳0
    75~79歳2,42175~79歳0
    80~84歳1,48380~84歳0
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0